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鳴海「あれの正体がアルマ君と皆に知られたら、おそらく…今とはまた別のパニックが起きて、彼は多分この学園にいられなくなってしまう。そして当然僕らより先に征伐隊に捕まれば、きっと最悪の事態が起きる」
「…なんとかしてそれを止めないと」
それを聞いた星ちゃんは勢いよく杏樹の服を離し、ステージを降りる
星「わかりました!必ず!」
側にいた翼と、ステージ上にいた流架も一緒に走っていく
「…追う、か」
ため息をつくと私はステージから飛び降りた
それを追うようにして柊人も降りてくる
柊人「テレパシーで追う!」
「任せた!」
そう言うとピアスを緩め、アリスを使い始める柊人
柊人のテレパシーを頼りに私たちは走った
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暫く走ると北の森にたどり着く
柊人「思念を追ったけど、多分ここに…」
「…先に翼達が見つけてくれているといいんだけど」
切らした息を整えながら、前に進む
少し行くと血の跡が続いているのが目に入る
それを辿っていくと、翼と流架の背が見える
「翼」
翼「A、柊人」
「アルマは…?」
翼「今、星が制御アイテム着けていつもの犬に戻ったとこ」
見れば、小さく可愛い犬の姿のアルマが星ちゃんの腕の中で丸くなっている
涙を浮かべ、アルマに顔を擦り寄せた星ちゃんは必死にアルマの名前を呼んでいる
アルマ「星、泣いているのか?」
星「ア、アルマさん…!…遅れて申し訳ありません」
震える声で謝った
星「アルマさんが任務をしなければどういう事になるか、私何も知らなくて…。なのに…ご自分の立場を捨ててまで、遠麻様を助けて下さったんですね。こんなになってまで…」
こんなになってまでといった通り、アルマは怪我ばかりしている
垂れていた血だってアルマのだし、今のアルマは見るからに弱っている
アルマ「だってお前、俺が
星「だってアルマさんがすごくかっこいいから…」
涙を流す星を見てアルマはハッとしたみたい
驚いた顔を上げている
「…柊人、連絡は?」
柊人「した。場所も話したからすぐくる」
「仕事早い」
すぐに連絡を取ったらしい柊人を称賛していると、再びアルマと星ちゃんが話している
アルマ「星、お前は俺のこと怖くないのか?あんな姿を見て、お前俺のこと…嫌いになったか?」
少し間を開けた後、星ちゃんは笑顔になって言った
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作者名:Hakumu* | 作成日時:2022年4月4日 0時