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アルマ「今までは兄上も奪い取った形では、王座についたとてアリスストーンの庇護が受けられない事を知って、暗殺の線は手を緩めがちだったけど…」
棗「トーマのやつ何でそんな厄介なもの…。何も知らない
チッ…と舌打ちをする棗
面倒ごとは避けたいのはよくわかる
アルマ「…それだけ大事なんだろ、
少し間を置いた後、アルマは再び口を開く
アルマ「『死の王子』…。お前らも
トーマの通称は「死の王子」
それはトーマが関わってきた人が次々と死んでしまったからそう呼ばれていた
死の王子の傍に居続ければ、災難が降りかかる…
「アリスストーンの力はなんでも出来る万能なものじゃない。物事には代償が生じるのが付き物」
アルマ「ああ。…継承者はネックレスの庇護を受ける事で、時に自分に降りかかる災難が周りのものに肩代わりされる。持ち主を大事に思う者であればあるほどその影響を受けやすい」
代償は継承者の周辺で肩代わりされていく
その結果トーマは守られてきたワケだ
アルマ「どんなに嫌でも継承者はその立場上それを受け入れなければならない。…だから愛する者を災厄から守るために歴々の王は一番大事な妃に証を渡してきた。…
愛する人…か
星ちゃんの存在がトーマの中で大きかったってワケだ
アルマ「もしも今、トーマがもう証を持ってないと知られたら、その時はトーマの命の保証はない。それどころかもしも証の持ち主が星だとわかれば…」
星ちゃんも狙われ命を落としかねない
アルマ「急いでこの企てを止めないと!…あそこだっ!」
漸く目的地が見えてくる
高等部の校舎
高等部の校舎には色々な仕掛けがあって、普段高等部生以外は全く寄り付かない
学園祭中も高等部校舎は開放されていない
確かにここなら連れ込んだとしてもバレない
私たちは高等部校舎に入り込み、アルマが目星をつけているという実験準備室に向かう
校舎を駆け抜け、目的地の扉を荒々しく開け放つ
「トーマ!」
部屋の中には気を失ったトーマとそのお付きが縄で縛られ、口を塞がれて転がされていた
「あなたはアルマさま!まさかトーマ様にとどめを…!」
気がついているお付きは兎も角、トーマに篤史さんのサイコメトリーを使う
「…毒が入ってる。アルマ、解毒剤持ってない?」
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作者名:Hakumu* | 作成日時:2022年4月4日 0時