第242話 ページ42
A視点
ｸﾞﾘﾑ「…アイツらの顔を見ると、モストロ・ラウンジでの過酷な労働が思い出されるんだゾ」
ﾃﾞｭｰｽ「確かにあれは辛かったな」
ｴｰｽ「思い出させるなよ」
A「自業自得でしょ？」
ﾕｳ「同感」
「「うっ……」」
ﾃﾞｭｰｽ「……さて。だいぶ生徒が少なくなってきたな。僕達もそろそろ帰るとするか」
あからさまに話題を変えたな…
ｴｰｽ「そーね。そうだ、ユウ、ソラ。さっき学園長にスマホもらったなら、マジカメのID交換しとこーよ。連絡とれたら色々と便利だし」
ﾃﾞｭｰｽ「そうだな。僕とも交換しよう」
私は渡されたばかりのケータイを2人の前に差し出す。
ｴｰｽ「よし、登録登録っと。冬休み中、寂しくなったら連絡してきてもいいぜ〜」
ﾕｳ「ありがとう。そうさせてもらうね」
ｴｰｽ「出た。ユウのマジレス。冗談だっつーの」
ﾃﾞｭｰｽ「こいつのくだらない冗談はさておき、なにかあったら遠慮なく連絡してこいよ」
私は3人の連絡先が入った
スマホ画面を見て思わず
頬を緩ませる。
三日月「主よ。よかったな」
A「うん」
ﾃﾞｭｰｽ「じゃあ、母さんが待っているだろうから僕はもう行く。ユウ、グリム、ソラ、それにミカヅキさんやヒゼンさん良いホリデーを」
ｴｰｽ「んじゃ、オレも行きますか。ユウ、グリム、また来年な〜。ソラはツルマルによろしく言っといて」
A「はーい」
闇の鏡へ入っていく2人に手を振り見送る。
2人も手を振り返し、鏡の中へ消えて行った。
ｸﾞﾘﾑ「いつも騒がしくてウゼーと思ってたけど、いざいなくなってみると……アイツら、本当に毎日ウルセーってことがよくわかるんだゾ」
ﾕｳ「そこは寂しいって言おうよ」
A「グリムらしいね」
本当に素直じゃない。
ユウがグリムを抱えると
そのまま周囲を見回す。
私たち以外、生徒は残っておらず、静かになる鏡の間。
ﾕｳ「………‥……静かだ」
A「そうね」
三日月「ほとんどの生徒が故郷に帰ったからな。静かになるのは当たり前だな」
肥前「ふん…おれは引き続き学園内の見回りに行ってくる」
A「うん、気をつけてね」
肥前はそのまま私の頭を優しく撫でると
一瞬で姿を消した。
三日月「脇差は早いなぁ」
A「そりゃあ太刀に比べるとね」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 309人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷の妖精姫♪(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます！気まぐれ更新ですが頑張っていきます！ (8月28日 8時) (
レス) id: 8f37d05276 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - とっても面白いです！！最高です！(´｡✪ω✪｡｀)✧*。続き楽しみにしてます、更新待ってます(*^^*)❤ (8月26日 10時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 八丁念仏を出して欲しいです (2023年4月30日 8時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ🐇⸒⸒ - 続きを楽しみにしてます！ (2023年3月31日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます！ (2023年3月28日 16時) (レス) id: 171a5b5ca0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2022年9月19日 19時
