第234話 ページ34
A視点
本丸…
A「………ってか本当の意味で今年の正月休みキツイのはユウでしょうね」
薬研「急にどうしたんだ大将？」
薬研は机の上に置いてあった資料を
本棚に戻しながら不思議そうに聞いてくる。
A「だってそうじゃん。私には家族と呼べる家族が天空本丸にいる私の刀たちとアキおばあちゃんだけだもん。おばあちゃんには悪いとは思うけど普段からあんまり会わないし…」
そう言いながら私は溜まっていた書類を高速で
1枚ずつ丁寧に片付ける。
堀川「それはそうですよ。アキさんもアキさんの本丸運営がありますし。政府はもちろん審神者たちもお正月はいつも以上に忙しいですからね」
そう。だから年が明けて初めて会うのは
毎年10日〜15日の間になってしまうのだ。
私はともかくおばあちゃんは凄腕の審神者として
名を轟かせている。
なので忙しさは私の倍。
A「だからってわけでもないけど異世界に迷い込んでおばあちゃんと会えなくなっても何か平気っていうか…実感ないって言うか…」
でも、ユウは違う。
ユウのお母さんが病弱で入退院を
繰り返してたって話は聞いたけど
クリスマスやら正月には
必ず会って毎年パーティーをしていたはずだ。
でも今年はそれをしたくてもできない。
何も言わないけどきっと辛いはずだ。
A「それにこの広い学園の中私たちがいるとはいえ友達も先輩も実家に帰省するからそれも負担になるでしょうね」
薬研「……………そういえば…スカラビアの寮生は全員寮に残るらしいぞ」
A「え？なんで？」
薬研「なんでも定期テストやらマジフトやらの成績が悪かったから合宿することになったって廊下で喋ってる奴らの話を聞いた」
それは…聞いたと言うより
盗み聞きしたのでは？？
A「ふぅん…まぁ、私たちには関係ないしほっといていいんじゃない？」
薬研「それもそうだな」
堀川「それより主さんこれ鶯丸さんからの差し入れで"鶯丸特性お茶"だって」
A「わぁ〜い！鶯丸のお茶大好き！！」
こうして私はホリデーに入ったら
ユウを本丸に招待してクリスマスやら
お正月を過ごそうと考えながら
書類の整理をする。
だからスカラビアのことなんて
頭からすっぽり抜けていた。
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氷の妖精姫♪(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます！気まぐれ更新ですが頑張っていきます！ (8月28日 8時) (
レス) id: 8f37d05276 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - とっても面白いです！！最高です！(´｡✪ω✪｡｀)✧*。続き楽しみにしてます、更新待ってます(*^^*)❤ (8月26日 10時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 八丁念仏を出して欲しいです (2023年4月30日 8時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ🐇⸒⸒ - 続きを楽しみにしてます！ (2023年3月31日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます！ (2023年3月28日 16時) (レス) id: 171a5b5ca0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2022年9月19日 19時
