真実の君は【男主】2

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〈今宵、9時の鐘が鳴り
　天地が逆さまになった時取り残された憐れな
　Knightを頂きに参上する。
　 ♡ ♤ ♧ ♢ 怪盗キッド 〉


手紙にはそう書いてあった。


蘭「どういう意味なんだろ？コナン君何か分か
　 った？」


コ「ううん、何も…」


『コナン君、俺にも見せて』


コ「はい」


コナン君が手紙を差し出す。


『！』


あ、ヤバ…分かっちゃったかも……(笑)

てか、簡単過ぎないか？


コ「？陽向さん、何か気づいたの？」


『いや、何も』


ニッコリ笑ってそう言う。


次「君らにはブローチを胸に付けて直接、
　 宝石を守ってもらいたい」


執事の男がそれぞれブローチを俺達に渡していく。


赤いルビーのハートのブローチは京極君。

青いタンザナイトのスペードのブローチは
安室さん。

緑のエメラルドのクローバーのブローチは
沖矢さん。

そして、黄色のアンバーのダイヤのブローチは
俺。


＿＿＿＿＿＿＿＿



パーティー会場にはかなりの人がいる。

まぁ、パーティーだからそうだよな(笑)


歩「あ！コナン君！」


元「ホントだ！コナンじゃんか！」


コ「は！？オメェ等なんで！？」


そこには少年探偵団と阿笠さん、
そして、哀ちゃんもいた。


博「儂らも園子君から招待状を貰ったんじゃ
　 よ」


園「アンタ達、感謝しなさいよ〜！」


光「もちろんですよ！」


ニコニコと笑って子供達はこちらに来た。


歩「お兄さん達カッコイイ〜！」


『ありがと！』


光「その胸の宝石がビッグジュエルですか？」


『そうだよ〜』


屈んで、子供達が見やすいようにする。


元「なんて言う宝石なんだ？」


『俺が付けてるのがアンバー、京極君はルビー
　沖矢さんがエメラルドで、安室さんがタンザ
　ナイトだよ』


哀「あら、なかなか良いチョイスなんじゃな
　 い？」


哀ちゃんはフフッと笑う。


『？チョイスって、なんの？』


哀「石言葉よ」


歩「哀ちゃん、石言葉ってなに？」


哀「それぞれの石に込められた想い、ってとこ
　 ろかしら」


子供達の頭の上に？が浮かぶ。


哀「そうね…ルビーには情熱、純愛、勇気等の
　 言葉があるわ」


歩「へぇ〜！」


光「まさに、京極さんにピッタリの宝石です
　 ね！」


元「じゃあ、他の宝石の言葉はなんだ？」


哀「エメラルドが安定、明晰、満足、喜び…
　 タンザナイトが空想、誇り高き人よ」



誇り高き人……
降谷にピッタリだな…





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