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34(降谷Side) ページ35

〜降谷Side〜


暫くして、寝息が聞こえてくる。


降「………」


寝返りをうち、後ろを向く。


月影は静かに寝息を立てて寝ていた。



__大切だと思ってるのは、確かだ__



普段、無口で思ってる事を口にしない月影が
言ったその言葉に俺は何も言えなかった。

そんな言葉を言うとは思わなかったから……


なんでそれを、もっと早く言わないんだ………




___________




萩「月影ってさ〜、降谷に似てるよね?」


萩原のその言葉に、眉間にシワを寄せる。


降「は……?」


松「おい地雷だったらしいぞ」


諸「ゼロ〜笑え〜」


ヒロが頬を両手で揉んでくる。
それを払って


降「笑える訳無いだろ」


あいつと似てるって言われて笑えるか!


諸「え〜…でも、俺も似てると思うぞ?」


伊「俺もだな!」


松「俺も」


俺以外の全員が頷いている。


降「……どこが似てるんだよ」


萩「なんか近づきにくいとこ」


降「あ……?」


萩原の頭を鷲掴みにする。


萩「痛い痛い!!!最後まで聞いて!?」


降「………」


頭を離し、渋々続きを聞く。


萩「近づきにくいんだけどさ、話すと面白いし
  良いやつだなって」


松「一見、俺達の事興味無さそうに見えて本当
  は大好きなところとか」


降「……は!?」


顔が一気に熱くなる。
そんな俺をヒロがなだめる。


諸「まぁまぁ、ゼロ落ち着け〜!」


伊「頼んだ仕事も最後までちゃんとやってくれ
  るぞ」


松「まぁ、お前も月影も見た目と違って良いや
  つって事だ」


降「褒めてるのか貶してるのか分かんないぞ」


萩「褒めてるんだよ!」


伊「降谷も話してみたらどうだ?」


降「………」


複雑な顔をする俺にヒロが笑いかける。


諸「急ぐ必要はないからな」


降「ヒロ」


諸「でも、Aって鈍感だからな〜……根気強
  くな!」





__________




目を覚ますと
月影の寝顔が目に入った。


………懐かしい夢を見たな


体を捻り、枕元に置いたスマホを見る。

5時か……


布団から出てシャワーを浴びる。

シャワーから出て朝食を作る。


朝食を作り終え、ベッドを見ると
未だ寝ている月影。



__根気強くな!__



根気強く……ねぇ………


降「はぁ……月影、起きろ!!」


『んえ!?………降谷……?』


上半身を勢いよく起こし、俺を見て固まる。



こいつ、朝に弱いのか……



降「朝ご飯出来たから、顔洗ってこい」

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猫月(プロフ) - 椿さん» 椿さん!ありがとうございます!(≧▽≦) 続編も面白いと言って頂けるように頑張ります! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - だんだんと面白くなってきました(≧∇≦)/ (2019年6月17日 21時) (レス) id: 54938a211f (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!無理しない程度に頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 23時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - テストお疲れ様です(≧∇≦)/無理しないで下さいね (2019年5月23日 21時) (レス) id: ab7495b6bc (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - そう言って頂けてとても嬉しいです!( ;∀;) テストも終わったので、毎日更新出来るよう頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 20時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫月 | 作成日時:2019年5月7日 15時

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