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_ピンポーン
インターホンを押すと、暫くしてドアホンから声が聞こえてくる。
「はい」
『陽向蓮です。少しお話したいんですが…』
「…分かりました」
俺はその家を眺める。
でっけー家だな〜……
表札には「工藤」の文字が彫られている。
_ガチャ
玄関のドアが開き、糸目で眼鏡をかけた男が出てきた。
『どうも、はじめまして…沖矢昴さんだよな…』
沖「えぇ、」
『でも、はじめましてじゃ無いよな……?』
ニヤリと笑って見つめると、沖矢昴は口の端を上げた。
沖「立ち話もなんですし、中へどうぞ?」
『…お邪魔します』
__________
客間に通され、お茶が出される。
『……盗聴器の類は付けて無いし、あんたも俺と
話したいなら、その変装を解けよ』
沖「フッ、やはり知っていたか…」
沖矢昴の顔が剥がれ、赤井秀一の顔が現れる。
赤「安室君から聞いたのかな?」
『いや、資料から自力で調べたんだ』
赤「ホォ〜…」
赤井は関心したように腕を組んで俺を見る。
『それで、聞きたいことが_』
赤「その前に君もその仮面を取ったらどうだ…
これじゃあ50:50じゃないだろ?」
そう言われ、一瞬押し黙る。
『悪いけど、それは_』
赤「なら、俺から話す事は無い」
赤井は冷たくそう言った。
どうしても聞きたいことがある………
だからそれは困る。
『………はぁ、分かった』
赤「嬉しいよ」
優しく笑う赤井を見て、優しいやつなんだとおもった。
『……聞きたいことは、スコッチの事だ』
赤「!……君は彼の友人か?」
……友人
『……分からない。ただ、高校からずっと一緒だ
った』
俺なんかが、あいつの友人を名乗っても良いのだろうか………
赤「……そうか」
『俺が聞きたいのは……
スコッチが死んだ場所だ………』
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猫月(プロフ) - 椿さん» 椿さん!ありがとうございます!(≧▽≦) 続編も面白いと言って頂けるように頑張ります! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - だんだんと面白くなってきました(≧∇≦)/ (2019年6月17日 21時) (レス) id: 54938a211f (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!無理しない程度に頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 23時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - テストお疲れ様です(≧∇≦)/無理しないで下さいね (2019年5月23日 21時) (レス) id: ab7495b6bc (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - そう言って頂けてとても嬉しいです!( ;∀;) テストも終わったので、毎日更新出来るよう頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 20時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫月 | 作成日時:2019年5月7日 15時