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妍姿艶質.4 ページ26

蒙恬の目の前には、溢れ出そう
な豊満な胸を寄せた谷間と、
誘惑してくる白い脚が両目に突き刺さる。

先ほどの娘達とは比べ物にならない色気に、
脳内が酸欠状態でクラクラした。


いかん、いかんと首を横に振り、
Aを悲しませる事だけは、したくないと
我に帰る。



まず、この密着した身体を離してもらおうと
声を掛けるべく、口を開こうとすると


細い指一本で、ぷにっ…と自分の唇に触れられ
止められた。


ドキッとして彼女を見ると、
色っぽく微笑んでいる顔と目が合う。



蒙恬 「…(あれ?……)」



その…
自分を見つめる優しい碧色の瞳を知っている。


手から伝わるこの身体の感触も…

なめらかな肌の触り心地も…


決定的だったのが、左手の薬指に輝く指輪だった。


どんな時でも、
肌身離さず身に着けていてくれるソレに

彼女が本当に愛しくて、可愛らしい…と
クスっと笑ってしまった。



A「……私のこと、忘れちゃったの?


…ひどい人」



その一言に、美女と浮気していると勘違いした
外野の面々が眼を血走らせて反応する。



王賁 「…Aを裏切っていたとは…。


死んで詫びろ。」



羌瘣 「女の敵め…。死、あるのみ」



河了貂 「だから、
女好きな蒙恬は反対だったんだよ…!

やっちゃえ!羌瘣っ!」




一歩間違えれば、
本当に死んでいたかもしれない状況で、

蒙恬は場違いにも笑いをこらえきれなかった。



頑張って自分を大人っぽく誘惑してくる
Aが可愛らしくて、
今は他のことなんてどうでも良かった。




蒙恬 「…俺が忘れるわけないでしょ。



その髪色も、

いつもと違って素敵だよ……。A」




王賁・羌瘣・河了貂 「「「Aッ…!?!?」」」




A「っえ……!!(はじめてバレたかも)」



どうせ気づかないだろう…と
不貞腐れていたAの顔が
豆鉄砲食らったように驚く。



蒙恬 「ははは…正解〜!

俺も最初はだまされちゃったけどね…♪




てか、金髪のAもめちゃめちゃ可愛い!!

…このままお持ち帰りしてもいい?」



任務で変装していたからこそできた大胆なことも、

本当の自分だとバレると
顔から火が出れるくらい恥ずかしい…。

しかも、よりもよって婚約者と知り合いの前でバレるなんて…。

そんなAをお構いなしに、
その金髪をくるくると触る蒙恬。

逃げようと身体を離そうとしても、
時すでに遅しだった。

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設定タグ:キングダム , 逆ハー , 蒙恬
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夏目 - 私も蒙恬推しなんで嬉しいです。もし蒙恬の子供ができた話も見てみたいです (2021年10月31日 7時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:09kokoa | 作成日時:2020年9月19日 10時

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