夏のせいにして.7 ページ44
蒙恬 「覚えてる？
…昔来た時に、Aが大泣きしたこと」
A「ふふ…。恬から宝石みたいで綺麗な貝殻もらったのに、王賁くんに捨てられて
……悲しかったなぁ〜。
…今の王賁くんからは想像出来ないねっ」
遠くから王賁が、くしゃみする音が聞こえる。
蒙恬 「あの時は、俺たち本当子供だったね…」
A「あのあとね、ずっと恬から貰った貝殻を探し続けてたの…。結局見つからなかったけど。
辛くて悲しいとき、いっつも恬が側にいて
優しく慰めてくれて…
あの時から、わたし…
恬のこと好きになってたのかも……」
蒙恬 「………えっ///」
純粋に嬉しかった。
ずっと幼少期から、自分の片思いだと思っていた。
ほっとくとAは、色んな男から声をかけらるし、王賁みたいに近くで手強い敵が居たから、
正直この想いが実るのを諦めていた時もあった。
さざ波の音が心を落ち着け、いつもより素直にさせてくれたのかもしれない。
歩いていた足を止め、Aの両手を握る。
月の光に照らされた彼女の瞳の光は、
宝石のように、とても美しかった。
蒙恬 「A、また来ようね…。
来年も、再来年も……。
いつか俺たちの子供が生まれて、
そのまた孫が生まれても、
ずっと一緒にいよう………。
俺のこと…好きになってくれて、ありがとう」
見つめ合って、キスをする。
遠くから、河了貂の「イチャイチ禁止ー！」という叫び声に、にやけるのを噛み締めながら
夜の海を二人で手をつないで帰った。
〜おまけ〜
政 「どうだ？……Aの水着姿は？」
昌文君 「 今、絵師に書かせております！」
政 「そこはないのか！カメラは！」
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sora(プロフ) - 蒙恬ルートのことでお尋ねしたく、【蒙恬ルート：嫉妬の在り処】はどちらで読めますでしょうか？ (2021年2月21日 6時) (
レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 蒙恬が好きで読みました！王騎の娘というところが最高でした！蒙恬の話がもっと読みたいです！楽しみにしてます！ (2021年2月16日 2時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます！さぁやさんの小説も好きで読んでたので嬉しいです！私も更新楽しみにしてます！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！ お体に気をつけて、どうか頑張ってください。応援しています！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月10日 12時
