6話 ページ8
迅 side
太刀川さんたちと話していると、向こうから誰かが来た
貴「あ、任務終わったんですか？お疲れ様です」
太「A！おまえ何で任務に来なかった？」
貴「遠征船降りた直後に、忍田さんに頼まれたんですよ、報告書を今日中に提出してくれって」
どうやら、Aがいなかったのは忍田さんのせいらしい
迅「これは、忍田さんに後からお礼言っとかないといけないな」
Aとは、小南と同じで旧ボーダー時代から一緒にいる
それもあってか、おれの癖やパターンを知られていたりする
極たまに未来を読み返されることもあるくらいに……
だから、今回Aがいなかったことは助かった
太「そうだ！聞いてくれ、迅が「風刃」を手放したんだ
ランク戦にも復帰するらしい」
……今言われるとは思っていなかった
それと、太刀川さんどんだけランク戦復帰が嬉しいんだ
何を言われるのか少しビクビクしながらも次の言葉を待つ
貴「……そっか」
一瞬驚いた顔おをしたが、それ以上の言葉は出てこなかった
「「えっ……！？」」
風「言うことはそれだけなのか？
Aも「風刃」のことは知っているだろう？」
貴「まー、納得した訳じゃないよ
……じゃあ、これだけは聞かせて」
「この選択をした未来は迅も笑ってる？」
優しく微笑んでAは言った
昔からあまり先入してくるタイプではなかったが
「風刃」の事までは追求しようとしないとは思っていなかった
しかも、Aは最上さんとも接点がある
争奪戦でも絶対取ってこいと圧をかけられたくらいだ
きっと色々言われるんだと覚悟していたのに……
実際目にしたのはおれを安心させたそうな優しい目をしたAだった
迅「うん 大丈夫、ちゃんと笑ってる」
おれは自信を持って静かに答えた
この答えは、後輩のためだけではない
ちゃんとみんなの、自分の幸せにも繋がっている
貴「良かった良かった それなら安心したよ。細かな理由はまた後程聞くとして
久しぶりに会ったんだしご飯でも食べに行こうよ！こっちでも色々合ったでしょ？」
Aの何気ない気づかいに、少し救われたような気がした
迅「そうだね
……おかえりA」
貴「ただいま！」
彼女は笑顔で答えてくれた
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フカ - …オペレター…オペレーター… (2021年6月2日 0時) (
レス) id: def46f020a (このIDを非表示/違反報告)
叶(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！ (2019年6月25日 6時) (レス) id: 3a58799876 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月25日 3時) (レス) id: 06305d8099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶 | 作成日時：2019年6月25日 0時
