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バレー部の練習を見終えて、及川先輩と岩泉さんの2人の姿を思い出す。
今までは及川先輩しか見てなかったから岩泉さんをちゃんと見たのは今日が初めてだ。
(…………あの人が、私の彼氏なのか。)
実感もそれっぽさも無いな、と頷きながら校門を出ようとしたら突然二の腕を掴まれる。
「ぎゃっ!誰です!?」
「俺だ、落着け」
誰だ、俺って誰だ。
恐る恐る視線を上に向けると口を一文字に結んだ岩泉さんが見えた。
「あ、……どうしたんですか?」
「送ってくつもりで待ってたんだよ、お前を。」
「……へえ」
「んだよその返事と顔は」
私の腕を離してやりづらそうに頭を掻く岩泉さん。
お言葉に甘えるべきか否か。
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作者名:ただのルート | 作成日時:2017年7月17日 15時