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、
家の前まで送って貰って頭を下げる。
本当に一先輩は紳士だ。
しかし下げた頭を撫でくり回される
「一々頭さげんのやめろって!」
「いや、でもだって……」
反対まで行かないけど家の方向は違う。
それなのに送ってくれたんだから頭下げるべきかと思ったんだけど違うの?
仕方無しに頭を上げてみると、ちょっと頬を赤らめてそっぽ向く一先輩。
「…………お前の彼氏なんだから、これくらいさせろよ」
「……っ、はい!」
''彼氏''という単語に慣れない私達の顔は赤い。
恋愛経験物語ってるなぁ……
「…一先輩、その、また明日」
「おう」
「あ、明日は朝練も見に行きますね!」
いつも朝弱くて見れなかったけど明日こそは見に行くと決めた。ついさっき。
私が意気込むと一先輩は少しだけ笑いながら私の方へと顔を向けた。
「明日は気合い入れるか」
俗に言うハニカミ笑い。一先輩はとても破壊力あるはにかみ笑いを見せた。
(…お、応援してます。一先輩)
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作者名:ただのルート | 作成日時:2017年7月17日 15時