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『初めまして､悪魔さん｡私はA､魔女よ』
??「っ……初､め……まして」
本当は言いたくない言葉であるが､手錠と首輪の所為で魔力を封じられ逆らう事が出来ず､バリトンボイスを響かせる｡
『……すみません､其処の部屋をお借りしても宜しいですね?』
「は､はい」
魔女・Aは近くの部屋に悪魔と共に入る｡
『手錠と首輪の鍵はありますか?』
「鍵を外すおつもりですか!?」
『えぇ｡ありますか?』
「……暴れられては困るので粉砕しました」
『そう……｡もう持ち場に戻っても構いませんよ』
パタリと扉が閉じた｡
部屋には最低限の家具が置いてある｡
『座って､脚が痛いんでしょ?』
??「!」
優しい声で話し掛けてゆっくりとソファーへ導く｡
『
悪魔が頭から被っていたローブから覗く脚は痛々しい
『他に怪我は……?』
??「…………」
『……』
また俯いてしまい､彼女は悪魔が被っているローブと自分が被っているローブを外した｡
??「!?」
『大丈夫､私は彼等ではない｡もし､貴方が望むものがあるなら私が出来る範囲の事を与える｡だから…………諦めた顔をしないで』
ローブを外したAは珍しい白銀の髪をしており､蒼い瞳で真っ直ぐと悪魔を見つめる｡
悪魔は司会者の言う通り綺麗な金髪に真っ赤な瞳だが､耳の近くに羊のように巻いた角が生えていた｡
『まずは手当てをしてあげるから』
傷の手当てを始めた｡
手を
『あっ!光は駄目だった?』
gr「ぁ……いや……大丈夫」
『…………良かった』
その言葉は本当に安堵していた｡
彼女の魔力で
『他に怪我は……?』
gr「ない､大丈夫だ……」
『良かった｡家に着いたらその手錠と首輪を外しましょう』
Aは相手が悪魔である事を気にせずに手を差し伸べた｡
その手を手錠された両手で取ってソファーから立ち上がると先程より脚の痛みが和らいでいた｡
『さて､私の家に行きましょう｡此処はそろそろ閉鎖されますから……』
gr「?」
疑問を浮かべていると､外が騒がしくなった｡
何事かと思うと､彼女は更に続けた｡
gr「!?」
『さぁ､この騒ぎに乗じて立ち去りましょう』
.
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四つ葉クローバー(プロフ) - Rainﾚｲﾝさん» 初の作品でしたからこんなものだと思いましたが,やはり悔しいですね.でも順位を気にせずお気に入りや評価をして気に入っていただける読者様がいらっしゃると思えば,自分にとって最高順位であります. (2020年6月7日 14時) (
レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
Rainﾚｲﾝ - え、過去最大30位？(;´･ω･)σ なにそれ･･･(*´∇｀*)ﾅﾆｿﾚｵｲｼｲﾉ? (2020年6月7日 13時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
猫城(プロフ) - 四つ葉クローバーさん» 魔嫁の世界観好きなので、こういう作品あるとテンション上がります(笑)これからも応援してます！ (2019年5月27日 12時) (レス) id: c9e0e83b86 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 猫城さん» はい､存じておりますが､人外とか幻獣とかはウツペディアで調べております｡ (2019年5月26日 23時) (レス) id: e3886e18fa (このIDを非表示/違反報告)
猫城(プロフ) - 四つ葉クローバーさん» もしかして、魔法使いの嫁知ってます？ (2019年5月26日 23時) (レス) id: 9789a8f487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2018年12月19日 21時
