義理の弟達が殺人犯かもしれない

25話 ページ25

同僚「へぇ〜、1週間も休んだから何かあったのかと思ったらAも大変ね」

お昼休みの時

入社した時からすごく仲のいい同僚に


父の再婚の話を掻い摘んで言うと


同僚「それで、新しく出来た弟達になにか不満でもあるの？」


『いや、不満とかじゃなくて…。』


みんな凄く優しいし、いい人達なんだけど


『なんていうか、距離が近い？私にベッタリすぎる気がして』


同僚「ふーん、でもそれはAが日本人だから感じることで韓国では普通なんじゃない？」


『そう、なのかな』


同僚「それよりも！Aのお父さんの会社との合同企画の説明って今日でしょ？」


『あー、そうだったね』


同僚「忘れてたの！？噂ではイケメンが説明しに来てくれるらしいよ！」


『イケメン？お父さんが来るのかと思ってた』


同僚「え゛！ま、まぁAのお父さんもダンディーよね」


『若い人がいいんでしょ？』


そう言って笑い合ってると


名前を呼ばれた気がして


振り返ると


JN「Aちゃん！」


ジン君を筆頭に


ユンギ君、ホソク君、ナム君


が立っていた


『も、もしかして今日の説明って…』


HS「うん！僕達が抜擢されちゃった！」


YG「…ねむい」


NJ「ユンギヒョン会議中には寝ちゃダメですよ」


マジですか


職場も騒がしくなりそうだなぁ〜


ちょっと嬉しいけどね


それじゃあ準備があるから


と言ってジン君達は


先に会議室に行ってしまった


その後ろ姿を見たあと


同僚の方に顔を向けると


口を開けて間抜けな顔をしていた


『ちょっと、大丈夫？』


同僚「な、なにあのイケメン！！」


『あぁ、あれが新しい弟達だよ』


同僚「弟！？あんなイケメンな弟なら私は全然ベッタリOKよ！！」


『なんか、相談する相手間違えたかも…』


同僚「あれはいい勝負ね。うちの会社のNo.1イケメンと！」


『青山先輩のこと？』


青山「なになに？俺の話？」


パッと後ろを見ると


我が社のイケメン青山先輩が立っていた


同僚「はい！先輩がイケメンだってはなしてたんです！」


青山「ははっ、嬉しいな。ありがとね」


そう言って同僚と、私の頭を


ポンポンと撫でていってしまった


同僚「はぁ、イケメン」


語尾にハートでもつきそうなくらいの同僚


確かにかっこいいけど、ジン君達のほうが私は好きかも


そう思っていると同僚が私に顔を近づけて


同僚「青山先輩って絶対Aのこと好きだよ！」


『そんなわけないって』

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