44話 ページ44
そこまで言った後
スンジさんは私の手を握り
目を合わせて言った
スンジ「あの子達は親の愛情を充分に受けられなかったから、善悪の区別が曖昧なのよ。青山さんの時もそう」
『だからって刺すのは…』
スンジ「あれはあの子達なりにあなたを守ろうとしたの、加減が分からなかっただけ。あなたの事が好きだからやった事なのよ」
スンジ「確かにやり過ぎだわ。でもね、Aちゃんの為にした事なのにAちゃんに拒絶されたらあの子達は狂ってしまう」
『そんな事言われても「そういえば、」』
妹「A姉があの日部屋から出て行った後テヒョンさん泣き出しちゃったし、A姉を追いかけて戻ってきたジミンさんとジョングクさんも大泣きしてた」
姉「げっ、そういやそうだったわ。他の四人がなんとか慰めてたわね。次の日テヒョン君がAに会いに行ったと思うけど、A冷たくしたでしょ?朝に帰って来たかと思ったら家で大暴れよ!」
お父さんもビックリしてたわ
そう言って思い出したのか苦い顔をするお姉ちゃん
今思えば、テヒョン君達ずっと私に話を聞いて欲しいって言ってたのに
私は避けてばかりだった
いつまでもこのままじゃダメだ
ちゃんと向き合わなくちゃ
『私、テヒョン君と話してくる…』
そう言うとスンジさんは安心したように笑顔を浮かべた
妹「あ!でも、テヒョンさん風邪ひいてる!昨日ずぶ濡れで帰ってきたから」
『それなら尚更行かなくちゃ!』
そう言って立ち上がると
お姉ちゃんが私に言った
姉「今日お父さんとジン君達四人は仕事で大学生二人組は授業があるみたいよ。二人できちんと話し合ってきなさい」
『うん、行ってきます!』
そう言って私はテヒョン君に会うためにカフェを出た
--------
〜妹 side〜
A姉の後ろ姿を見送った後
お姉ちゃんが口を開いた
姉「それで、私達三人で話したいことってなんですか?」
スンジさんは窓に向けていた顔を戻し
私たち二人を見て言った
スンジ「貴方達、ソクジン達の父親の死因について調べてるでしょ?」
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名前 - 青山って元担任と名前一緒だから笑ったww (2019年12月5日 22時) (レス) id: 4828d3fec9 (このIDを非表示/違反報告)
バンタン(プロフ) - 廊下からホビホビ聞けるとか人生最高。破壊神と住めるとか最高。塩に爺と一緒とか幸せ過ぎて死ぬ。 (2018年9月27日 22時) (レス) id: c2f943b7be (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 糸お菓子さん» テンションが上がりすぎて久しぶりに破壊神になってしまったらしいです笑 (2018年8月16日 22時) (レス) id: faa4c428c6 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - まうまうボンさん» ありがとうございます!基本的には主人公視点ですが、たまに姉視点や妹視点が入っています!何も書いていない所があるので分かりにくいですよね...。少し手直しさせていただきますね!おしえていただきありがとうございました! (2018年8月16日 22時) (レス) id: faa4c428c6 (このIDを非表示/違反報告)
糸お菓子(プロフ) - 皿を三枚も割ってしまったwww (2018年8月16日 21時) (レス) id: 5b1588c375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リン | 作成日時:2018年7月28日 22時