7. ページ7
北山side
離れてしまった手。
目を開けたその先には倒れているあいつ。
俺はその手をじっと見ていた。
あぁ、俺、あいつを手放したんだ…。
何が起きたのかわからない。
何も考えたくない。
…俺は今、どこにいる?
「…はっ、夢!?」
…嫌な夢を見た。
俺達は自己に巻き込まれた。
そして無傷な俺と倒れているA。
こんな夢見るもんじゃない、そう思って起き上がった。
起き上がった場所は自分の家。
どうやってここにきたのかもわからなかった。
すると目の前には俺らのマネージャーが誰かと電話をしていた。
「…内田?
俺、お前といたんだっけ?」
なんで自分の部屋に内田がいるのかもなんで家で寝ているのかもわからない。
ただ体はなぜかぐったりしてるし、俺の携帯粉々だし?
内田は俺の方を見ると、また連絡待っています。とだけ伝え、電話を切った。
そして、ゆっくり話し出した。
内「…私、上の人から北山さんの行動把握しろと言われてつけてたんです。
すみません。
北山さんは巻けたと思ってたみたいでしたが…。
でも、そこで事故にあって、救急車を呼んで、…とりあえず周りにバレないように連れてきました。
このことは上には伝えていないので安心してください。」
え?どういうこと?
頭の中が真っ白で話の内容が全く入ってこない。
.
388人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yun | 作成日時:2017年1月30日 21時