48. ページ49
北山side
ちょうど俺を送ってくれるマネージャーが内田だったから、二人になった時に聞いてみた。
「なぁ、あの日さ鍵落ちてなかった?
俺ん家の鍵なだけど。」
運転をしてる内田に話しかけた。
「あ、あれ北山さんのでしたか。
…すみません、警察に持ってっちゃいました。
一言聞けばよかったですね、すみません。」
「いや、別にいいよ。
Aに渡してたやつだからさ。
今思うと、あいつが持ってなくて良かったって思うわ。
…じゃあさ、警察寄ってもらっていい?」
そういうと、わかりましたと言って向かってくれた。
警察署に連絡をして、鍵を取りに行く。
.
「ありがとうございました。」
渡された鍵。
たしかに俺の鍵。
…なんか、あの日のこと思い出したわ。
なぁ、どんな気待ちでこれを返したの?
本当に別れてもいいと思った?
どんどんネガティブになっていく俺を見て、内田が
「北山さん、北山さんがそんなんだったら上手く行きませんよ。
少なくとも、味方はたくさんいるんですから頑張りましょう。」
と言ってくれた。
「…ほんと何から何までやってもらって感謝しかねぇよ。
これ、息子さんにあげて。」
そういってたまたまもらったお菓子を渡した。
「ありがとうございます(笑)」
内田ってさ、俺の2個上で、結婚もして子供も小学生でさ。
仕事もできて性格も良くて。
本当に感謝しきれねーよ。
…元気でた。
ありがと。
あと1週間、
1週間したら逢えるんだ。
.
388人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yun | 作成日時:2017年1月30日 21時