your memories -ki-

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日曜日の朝。


起きて携帯をチェックしたらLINEが来ていた。


柚と田中さんと渉くんと宏くん…。



横｢あー忘れてたわ。


金曜日空いてる？

鍋しねー？

そん時返して｣



渉くんからの返事は23時に来ていた。


こんな遅くまで仕事だったのかな？


ちょうど空いていたし、いいよっと返信をしたらすぐに返ってきた。

OKという某アニメキャラのスタンプ。


このスタンプ宏くんも持ってたっけ。



そしてつぎに宏くんからのLINE。


北｢今仕事終わりました〜

今日もビールが美味そうです。｣


宏くんも23時過ぎに返信が来ていた。



ふたりとも一緒だったのかな？なんて思ったら、渉くんに前言われた言葉を思い出した。


なんでも知ってるって言ってたけど、宏くん私のことなんて言ってるんだろ…。


渉くんも宏くんに変なこと言ってなければいいけど。



柚には明日の昼のlunchの候補の場所が送られてきていた。

田中さんから、…なんか気まずい。



田｢昨日は変な事言ってごめんねー！


酔ってたわ(笑)

また行きましょう。｣



私知ってるんだ、田中さんが結構もてること。

なんで私なんだろって思うけど、やっぱり渉くんが言ってた通り、好きじゃない人と付き合うなんて、失礼だよね。




…しっかりお断りしないと。






部屋で掃除をしていたら、久しぶりに龍太が帰ってきた。



龍｢よ！

久しぶりだな。｣


｢あ、おかえり。｣



そしたら、龍太が


龍｢渉に返してねーじゃん。


スウェット、返しといてって言ったよな？｣




って言ってくるから、この人、私が事故で目覚まさなかったことしらなかったの！？って思ってしまう。


｢…そんな暇なかったの！｣


龍｢ははは。

いやー大変だったね、無事で何より。｣



龍太だけだよね、御見舞来なかったの。


それを言ったら、


龍｢いやー、行こう行こう思ってたけど渉がさ、俺がいるから大丈夫だよとか言うから甘えてたわ。

ごめんな？｣


なんて、普通に謝ってくるからちょっとびっくり。



てか、渉くんが紳士すぎてそれに驚いた。


実の兄より兄じゃん。



｢渉くんってさなんで彼女出来ても続かないんだろうね。｣



あんないい人なのに、っていったら、


龍｢あいつは器用なのに不器用なの。


いつかそれを理解してくれるいい人現れるよ。

いいやつだから。｣


といい、仕事あるからと言って帰っていった。


渉くんと龍太が仲良くてよかったな。




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