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田｢え？
まじでいってる？
今まで散々断られてたから嫌われてると思ってたわ(笑)｣
｢全然嫌ってないですよ！
むしろ尊敬してます！
…私なんで断ってたとか覚えてます？？｣
田｢いや、理由は知らない。
ってか俺に聞くなよ！(笑)
なに？まさか、彼氏にふられたとか？？｣
｢彼氏なんていないですもん！
あれー、なんで断ってたんだっけ…。｣
｢まぁ良かったわ！！
これで1歩前進した(笑)
勝手に彼氏いるんだと思ってたからさ。
…じゃあまた店とか連絡するね。
よし、仕事戻るか。｣
そう言われて、休憩室を出た。
田中さんと分かれて仕事に戻る。
その間ずっと考えるけど、私がなんで誘いを断ってたのかが、全然思い出せない…。
しつこくされてたから？
でも、別に嫌いとかじゃないし…
本当に用事かあった？？
その用事が一つも思い出せない…。
まぁ、いいよね。
田中さんいい人だもん！
正直、好かれてるのかなって思うからちょっとどうすればいいかわからないけど、断る理由、ないしね。
仕事をしていたら、柚に話しかけられた。
どうせ、今呼ばれた理由だろうなって思ってたけど、その通りだった。
柚｢田中さん、なんて？｣
｢ご飯に誘われただけだよ。｣
柚｢またー？？懲りないね(笑)
断られるってわかってんのに…｣
｢え？
行くって答えたよ？｣
そう答えたら、ゆずもびっくりしていた。
なに？
わたしって誰ともご飯行けない人だったとか？？？
柚｢…A絶対誘いに乗らなかったじゃん！
どうしたのいきなり！｣
私は、柚なら私が断っていた理由知っていると思って聞いてみることしにした。
でも、ゆずも何も知らなかった。
柚｢なんか理由だけは教えてくれなかったじゃん！
わすれちゃったの？？｣
｢んー…。
だって、全然覚えてないんだもん…。
断る理由も特に思い出せないから行くって言っちゃった。｣
柚｢田中さん、やっとこの日が来たって感じだね(笑)｣
｢なにそれ！
別に、ちょっと興味持たれてるだけじゃん！
でも本当に、なんで私断ってたんだろう…。｣
柚に聞いてもわからなかったってことは、他に知ってる人はいない。
思い出せないってことは、
大したことじゃないってことだよね？？
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作者名：yun
| 作成日時：2017年1月30日 21時
