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21. ページ22

横尾side



Aの病院から帰ってそのままスタジオ入り。

今日は夕方からラジオの収録だから、みつとそのまま向かった。


北「よこーさん…


あいつ本当に記憶ないんだな。」



みつ、それ今日で何回目?

何回も同じことを繰り返すみつに、今まではそのうち戻るよとか一時的なものだよと言っていたけど、さすがに毎回毎回ことを聞くから少し意地悪してみた。

「ないよ。

みつのとこだけきっぱりとね。」



そしたらみつ、めっちゃ落ち込むから慌てて謝った。



北「…いやー、久しぶりに会えて俺はもう離したくなかったの。

自分のそばにいてほしい的な。

…でもそれが出来ないんだよなぁ。


思い出すかなとか、期待してた自分もいたからなおさらあとからのダメージ、やばいわ(笑)」


「まぁさ、そんな深く考えるなよ。


変に焦ったら、不審がられるし。」



北「そうだよな…。

なんか、こんなよこーさんに相談乗ってもらうなんて…。」


確かに。

俺ら、久々だよな?2人で真面目な話するの。


「これは仮の話だけど、俺の兄貴とAのねーちゃん近々結婚するの。

だから俺とAは義理の兄弟になる。


もし、みつがAと結婚するとするじゃん。

…俺ら親戚同士になるとか。


やばくね?笑」



俺らの仕事上、結婚とかもっともっと先の話になると思うけど、その可能性もあるんだなーって思ったら少しびっくりした。


北「うわー。

なんか、世間の狭さを感じるよね。」



そんな話をしながらスマホを見たら、LINEが1件来ていた。


…あ、とうとうスマホきたんだ。


その相手はAからで、太輔や知り合いに連絡先を送っておいてほしいというのと、お礼が書かれていた。


「…みつ。

Aから連絡来てたよ。

俺ら帰ったあとAのかーちゃんきたらしいわ。」


北「まじ?

…俺とりあえずスタッフさんに呼ばれたから行かないと。」



Aに返信したら、変なごぼうのスタンプ送ってくるし。

あいつ本当に俺のことなめてるな。笑

怒ってるスタンプを送り返しとこう。


みつが戻ってきて、速攻スマホを確認していた。



北「…俺には来ないんですけど。


まさか、拒否られた?

でも登録はしてくれたっぽい。


これだよね?」



そう言って見せてかれたのは、間違いなくAのアイコン。

そうだよっといったら、すこし嬉しそうな顔をした。




.

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設定タグ:北山宏光 , 横尾渉 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:yun | 作成日時:2017年1月30日 21時

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