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横尾side
Aの病院から帰ってそのままスタジオ入り。
今日は夕方からラジオの収録だから、みつとそのまま向かった。
北「よこーさん…
あいつ本当に記憶ないんだな。」
みつ、それ今日で何回目?
何回も同じことを繰り返すみつに、今まではそのうち戻るよとか一時的なものだよと言っていたけど、さすがに毎回毎回ことを聞くから少し意地悪してみた。
「ないよ。
みつのとこだけきっぱりとね。」
そしたらみつ、めっちゃ落ち込むから慌てて謝った。
北「…いやー、久しぶりに会えて俺はもう離したくなかったの。
自分のそばにいてほしい的な。
…でもそれが出来ないんだよなぁ。
思い出すかなとか、期待してた自分もいたからなおさらあとからのダメージ、やばいわ(笑)」
「まぁさ、そんな深く考えるなよ。
変に焦ったら、不審がられるし。」
北「そうだよな…。
なんか、こんなよこーさんに相談乗ってもらうなんて…。」
確かに。
俺ら、久々だよな?2人で真面目な話するの。
「これは仮の話だけど、俺の兄貴とAのねーちゃん近々結婚するの。
だから俺とAは義理の兄弟になる。
もし、みつがAと結婚するとするじゃん。
…俺ら親戚同士になるとか。
やばくね?笑」
俺らの仕事上、結婚とかもっともっと先の話になると思うけど、その可能性もあるんだなーって思ったら少しびっくりした。
北「うわー。
なんか、世間の狭さを感じるよね。」
そんな話をしながらスマホを見たら、LINEが1件来ていた。
…あ、とうとうスマホきたんだ。
その相手はAからで、太輔や知り合いに連絡先を送っておいてほしいというのと、お礼が書かれていた。
「…みつ。
Aから連絡来てたよ。
俺ら帰ったあとAのかーちゃんきたらしいわ。」
北「まじ?
…俺とりあえずスタッフさんに呼ばれたから行かないと。」
Aに返信したら、変なごぼうのスタンプ送ってくるし。
あいつ本当に俺のことなめてるな。笑
怒ってるスタンプを送り返しとこう。
みつが戻ってきて、速攻スマホを確認していた。
北「…俺には来ないんですけど。
まさか、拒否られた?
でも登録はしてくれたっぽい。
これだよね?」
そう言って見せてかれたのは、間違いなくAのアイコン。
そうだよっといったら、すこし嬉しそうな顔をした。
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作者名:yun | 作成日時:2017年1月30日 21時