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ねぇ、夢の中に出てくるあなたは誰なんですかー?
実在する人?
それとも、しない人?
私の好きな人?
付き合っていた人?
「…そうだ。
夢で覚えてること、全部まとめておけばいいんだ。」
私は引き出しからメモ帳とペンを取り出した。
んー。前見た夢は忘れてるなぁ。
とりあえず覚えてる範囲のことをメモ帳に書いた。
「…甘い物そんなに好きじゃない。
渉くんの知り合い。」
思ったより情報なかったなー。
なんか、この夢の中の男の人がどんな人なのかすごい気になる。
だって、夢にまで出てくるんだよ?それも多分毎回同じ人だし。
私はなぜかこの夢の中の人のことをもっと知りたいと思った。
なんか、寝るのが楽しみになってきたかも。
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外がどんどん暗くなってきた頃、お母さんがスマホを持ってきてくれた。
母「はいこれ。
データ全部消えちゃってたから復元はむりだったよ…。
とりあえず、お母さんとお父さん、未来と優人君、渉くんと友衣子(横尾母)のだけ入れといたけど…。」
「お母さん、ありがとう。
ごめんね、心配かけて。」
母「ほんと無事でよかったわ。
渉くんにすごい迷惑かけちゃったね…。
友衣子には伝えとくからあなたからも連絡しとくのよ?
…今先生と話してきたけど、もう退院しても問題ないみたいよ?とりあえず明日決まるらしいわ。
じゃぁお母さん帰るから、なにかあったら連絡ちょうだい。」
「うん。わかった。
じゃあまたね?」
もうすぐ退院できるのかー。
よかった。これ以上仕事も迷惑かけれないし。
私はもらったスマホを手に取り操作する。
「お母さんが渉くんの連絡先知っててほんとよかったー。」
名前押してメッセージ画面を開く。
A「渉くん、Aです。
今日お母さんが来てスマホ持ってきてくれました。
太ちゃんとかにも私のID教えといて〜(><)
色々心配してくれてありがとう!
もうすぐ退院できるらしいです。
また日にち決まったら伝えます。
仕事頑張ってね!」
…っよし。
仕方ないことだけど、友達の連絡先全部消えちゃったのは辛いなー。
とりあえず、仲のいい子だけでもと思い、FacebookやTwitterなど使って数人に連絡した。
私が事故にあったことを知らなかった友達はびっくりしていたけどもう大丈夫と伝えたら安心していた。
…よーし。
これでなんとかなる!
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作者名:yun | 作成日時:2017年1月30日 21時