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…おいっ、A!A…!
「はっ…!」
目が覚めたら、私は病院にいた。
泣きながらよかった、と何度もいうお母さん。
そして、少し目を赤めてる渉くんと太ちゃん。
「…私、なんでここに?」
横「…お前、覚えてないの?事故のこと。」
…事故?
「わかんない、思い出せない…」
横「お前、1週間前に事故にあったの。で、やっと目が覚めたんだよ。
…俺がロケで海外行って、帰ってきたらこんな状況だから焦ったけど、生きててよかった。」
渉くんはそう言って私の手をぎゅっと握ってくれた。
私の唯一の幼馴染で良き理解者。
泣きそうな顔なんて、初めて見た。
でも、まだはっきりと理解できない。
私、事故にあったの??
思い出そうとすると、頭が痛い…。
大嫌いな病院。
一度も入院なんてしたことなかった。
そこに1週間も目を覚まさなかったってびっくりする。
渉くんにお前って不死身だよな、って小学校の時言われたのを今思い出した。
…本当に不死身なのかも。笑
藤「本当に、生きててよかった。…頭打って、相当やばかったんだって。」
太ちゃんが少し笑ってくれたから、私も少し笑えた。
太ちゃんは昔渉くんちに行った時いて私のことをすごい可愛がってくれる。
お兄ちゃんみたいな存在。
「みんな、ごめんね??心配かけちゃって。
でも、なんか全然思い出せなくて…。
なんで事故にあったとか、昔のことの記憶も少し抜けてたりしてるから…。」
横「そりゃぁ、今起きたばっかりだから仕方ないよ。
…みつもあんなことあって心配してるぞ?」
少しほっとしたのか、渉くんも私を見て笑ってくれた。
藤「…Aちゃん、事務所のこととか気にしなくていいから北山ともう一回会って話した方がいいよ。
俺、上手く会わせるからさ!」
…さっきから二人共、顔を合わせて話してるけど、みつと北山って同じ人なの?
私、その人のこと知らないよ??
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作者名:yun | 作成日時:2017年1月30日 21時