最強の白いガールと初心者ボーイ [イカップル] (ページ24)

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「こんなところでめげてたらハイドラさんを振り向かせるなんてできないよな！」

デュアルはふんすっと気合を入れる

「よし、やるぞ！俺、頑張る！」
「おうおう。頑張れ」

そんなデュアルを俺は適当に応援する

それから数日後の放課後
俺はいつものようにナワバリバトルに勤しんでいた
すると、俺のイカホが震える。テスラさんからのメッセージだった

『こんにちは。実は、この後の仕事がキャンセルになったので、時間があるのですが、お暇でしたら一緒にバトルに行きませんか？』

俺はすぐに返信する

『ぜひお願いします。今ナワバリバトルをしてるので、到着次第、合流して貰ってもいいですか？』
『はい、分かりました。では、今すぐロビーに向かいますね』

すぐにテスラさんから返事が来て、それから待つこと数分、イカホから通知音がなる
『ロビーに到着しました』とテスラさんからだ
『まだマッチング中なので、今ならすぐに合流できますよ』と返信し、テスラさんを待つ
すると、すぐにテスラさんが俺の目の前にやってきた

「あ、シューターさんいましたっ。こんにちは」
「こんにちは」
「急なお誘いだったのにありがとうございます」
「いえ、僕もテスラさんと一緒にバトルしたかったので、嬉しいです」
「ふふ、そう言ってもらえると私も嬉しいです」

そして、世間話をしながら、ロビーからリスポーン地点に移動する

「あの改めて……この前はデュアルが迷惑かけてすみませんでした」

俺はデュアルの件について謝罪する

「あぁ……いえ、迷惑なんて…むしろ私の方がデュアルさんを過剰に怯えさせてしまったみたいで…」
「実は後日、ハイドラントさんがバトルしていたので合流したら、デュアルさんもいて…」
「その時も酷く怯えていた様子だったので…本当に悪いことをしたと思っています…」
「……テスラさんは悪くないですよ。どんな戦い方をしたのか見てないので分からないですけど、あいつにはテスラさんに早く慣れるように僕からも言ったので…これから怯えなくなると思います」
「うーん…そうだといいんですけど…」

テスラさんは少し苦笑いした

「あいつも納得してましたし、きっと大丈夫ですよ」
「…そうですか…デュアルさんとも、お友達になれたらいいのですが」
「そうですね。僕からも、テスラさんは怖い人じゃないってよく言い聞かせておくので」
「まぁ、ありがとうございます。ではよろしくお願いしますね」

ふふふっ、とテスラさんが笑う