15話【リンナ】 ページ16
今日は珍しく朝早くに起きた。
いや、なぜか目が覚めてしまっただけであり、本当はすごく眠い。
今も少しうとうとしかけてるしもう一度寝ようかなとか思っていた時だった。
------油断してた。
「おはようございます」
「わあっ!」
「驚かせるつもりはなかったんですが」
慌てて声がした方向を向くと、金髪の男がいた。
・・・・・こいつ名前何だっけ。なんか「ジョ」だった気がしなくもない。
てか何なんだろう。いきなり話しかけてしかも何かクスクス笑ってるし。
まるであの時みたいで、すごく、こう・・・嫌な感じ。
僕がウザそうな視線を向けてるのに気にした様子はない。鈍感かな?メンド。
とにかくなんか要件でもあって来たんだろうか、そんな覚えはまったくないが。
「何か用?」
「いえ別に」
やつは簡潔にそう答えるだけ。じゃあ何で来たんだよ!
「やっぱこいつ嫌いだ。」とか言いそうになったがトラブルはメンドクサイので言わないでおいた。
しかもまだ何か話があるみたいなんだけど。
「この後行く宛てがあるんですか?」
「・・・僕に言ってる?」
「他に誰が?」
・・・ホントになんなのだろう。朝つぱら人をムカつかさせる事が特技か何かなの?
呆れてしまい、思わずため息と共に首を振ってしまう。やれやれだ。
あっ名前思い出した!たぶんジョセフだ!!
「いえ、特に意味は・・・」
またやつが喋り出した途中で・・・。
-------------ガシャン!!
窓の割れる音がする。見ると、死者・・・ゾンビがいた。
僕は武器を取り出し、ジョセフ?は大声を出した。
「皆さん、起きてください!! ゾンビです!!」
「ジョセフ・・・だっけ? も戦ってよ!」
「僕はそこまで戦えないので、あまり期待はしないでください!」
いや、期待すんなと言われても。
そんな事を考えながらリンナは武器を振うのであった。
------------そして現在。
なぜか分からないけど目の前の男・・・「ジョセフ」は
「皆さんで旅をしませんか? ゾンビを無くすために、協力して!」
とか言って来た。いやいやなぜそうなる。
僕は反対。と言おうとしたが、途中でやめる。
もしかしたらこれは、チャンスじゃないのかな?
意外と面白そうだし、飽きたら途中で抜ければいいのだ。
そんな思いがリンナの中にはあった。
そして、気づいた時には手を挙げて喋りはじめていた。
「僕は賛成。理由は特に無し。」
「ありがとうございます・・・!」
これから何が起こるのかな?楽しみだなぁ。
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黒-kuro-(プロフ) - 更新しました。何か不備があれば訂正して頂いて構いません、 (2020年11月21日 1時) (レス) id: 134062637c (このIDを非表示/違反報告)
黒-kuro-(プロフ) - お久しぶりです、紫龍です。名前変えましたー!更新します。 (2020年11月21日 1時) (レス) id: 134062637c (このIDを非表示/違反報告)
こきあ(プロフ) - 更新しました。 (2020年9月21日 15時) (レス) id: 2afde1be33 (このIDを非表示/違反報告)
こきあ(プロフ) - 凄く久しぶりです、更新できなくてすみませんでした、更新します。 (2020年9月21日 14時) (レス) id: 2afde1be33 (このIDを非表示/違反報告)
音夢(プロフ) - 更新しました (2020年7月12日 1時) (レス) id: f715c7a979 (このIDを非表示/違反報告)
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