手、繋ごう。 ページ2
『ねぇ、ねぇ』
「なんだよ。」
今日は、快晴 雲ひとつなく青い空が広がっている
『散歩にでも行こうよ。』
「なんでィ、急に。」
『何と無くだよ。』
「‥ふーん。」
そう、ただ、何と無く思っただけ
外に出るとより一層綺麗な空が見えた
すこし風が吹いていて心地いい
『空、綺麗だね。』
「おぅ。」
『二人で散歩、久しぶりだね。』
「おぅ。」
ちゃんと、聞いてるの?
私、一人だけ喋っててちょっと寂しいかな‥なんて
「おい。」
『なぁに?』
「‥‥そこで、団子食って行こうぜィ。」
『うん、いいね。』
総悟はみたらし団子
私は三色団子
お茶を飲みながら二人でゆっくり過ごす
こんな日もありかな
『美味しいね。』
「おぅ。」
『総悟、みたらし好きだね。』
「‥‥‥‥。」
『‥総悟‥?」
「お前の次にな。」
そんなこと言われたら、何も言えなくなっちゃうよ
お団子も食べ終わったし、お腹いっぱい
そろそろ、帰る時間かな
「そろそろ、帰るか。」
『そうだね。』
ゆっくりと立ち上がる
まだ、帰りたくないな‥‥なんて
「おい。」
『ん?』
「‥‥手、繋ごう。」
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作者名:su | 作成日時:2017年7月10日 21時