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天才である彼女に質問コーナー 其の一 ページ46

某日、或る事務所内で一人の青い髪の女性が訊ねた。


「私、Aさんのこと全然知らないので、自己紹介してもらいたいんですが……いいですか?」



『……資料は?』


其処に凡て書いてあるだろう、と返すが、如何やら私の資料は上層部の者ではないと閲覧ができないらしい。
世間では死んでいる筈の私だ。確かに、情報漏洩を防ぐために其処までされていても可笑しくは無いだろう。


『……判った、聞きたいことは?』



そう訊ねると、準備していたかのように質問がどんどん押し寄せてきた。
今回は其の自己紹介の様子を君達にも公開しようと思う。



「趣味はありますか?」

『鉱物鑑賞』


「特技とかは?」

『…ハッキングだな。』


「では長所!」

『凡て。』


「……短所は?」

『無いと云いたいが、虫が苦手な処だ。』


「好きな物は?」

『抹茶系のもの、コーラ、インスタント食品、鉱物、化学。』


「嫌いな物は?」

『虫、太宰治。』


「苦手な食べ物!」

『……強いて言うなら、昔に綾辻先生から聖ヴァレンタイン日の時に貰った虫の形をしたチョコだ。』


「……好きな色は?」

『灰色。』


「座右の銘!」

『心で見なければものごとはよく見えないってこと。 大切なことは目に見えないんだよ。と或る小説の一節だ。』


「好きな場所ありますか?」

『綾辻探偵事務所の上の階である自室。』


「好きな時間!」

『綾辻先生と推理しているとき、又は深夜一人で過ごしているとき。』


「好きな季節は?」

『冬。夏は暑いし虫がいるからな。』


「仲のいい人は?」

『坂口安吾と織田作は素直に仲がいいと云える仲だな。』


「運動は得意ですか?」

『得意だと思うか?苦手な部類だ。』


「今までで一番幸せだったこと!」

『……綾辻先生からチョーカーを貰ったこと。』


「では逆に後悔していることは?」

『……初めて異能を使った時。』


「料理はしますか?」

『偶にな。だが、菓子作りの方が得意だ。』


「裁縫は?」

『余りする機会が無い。ボタン付け位は出来る。』


「好きな動物!」

『猫、其れか狐。』


「では、もし明日世界が終わるとしたらどうしますか?」

『綾辻先生と一緒に有意義な時間を過ごしたいね。』


「目の前でジサツしようとしている人を見かけたら止めますか?」

『少し話を聞いて、本当に死にたいなら放っておく。』


「一つだけ願いが叶うならどうしますか?」

『……私の存在を無かったことにしたいな。』

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト外伝 , 綾辻行人   
作品ジャンル:アニメ
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蒼月(プロフ) - ┏( .-. ┏ ) ┓ウリャさん» コメントありがとうございます!面白いと言って下さりとても嬉しいです…!モチベが無くなっていた為、とても助かりました。王子さま良いですよね…私もこの本が大好きなんです…! (9月4日 17時) (レス) id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
┏( .-. ┏ ) ┓ウリャ - めっちゃ面白いです!!!しかも異能力名が自分もめっちゃ好きな本なので更に興奮(?)しました。有難う御座います!!! (9月4日 0時) (レス) id: 2c963f022d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年8月26日 12時

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