人の温もりを知らない少女は…【おそ松さん】【トド松】

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この後…か。

迷惑かけたくないし、もう出ようかな…

「帰ります。多分もう会わないと思うから…」

そう言って私は立ち上がると、部屋から出て階段を降りようとした。

その時。

急な目眩に襲われて階段から落ちた。

一番上から落ちて、頭から少し血が出て足が動かなくて…

チョロ松「大丈夫！？血が…」

「ごめん…なさい…」

また私のせいで部屋が汚れた。自分の部屋だけでよかったのにな…

「大丈夫だから…」

そう言って立ち上がってみるも…骨折した足では歩けるわけでもなく。

おそ松「しばらく帰れそうにもないし、治るまで居候するか？」

そう言って手を差し伸べるおそ松さん。

また胸が温かくなった。

そのまま病院に行って包帯を巻いてもらって…初めて治療をしてもらった。

「よいしょっと…」

十四松「大丈夫？痛くない？」

いつも笑っている十四松さんは凄く悲しそうな顔をしている。

そんな顔されたことないな…

いつも見るのは嘲笑う、憎しみの詰まった顔。

そんな顔をされたのは姉ぐらいだったな…

「痛くないよ。大丈夫。」

私が痛いなんて言っちゃダメ。何も思ってはいけない。

でも…なんで…心が温かくなる？

その理由を不自由な足を見ながら考えた。

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