◎最期の手紙 ページ21
土方side
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『ふふ、お茶、置いとくね。』
土方「ああ、助かるミツ......」
”ミツバ”
そう言いかけた自分の口を咄嗟に塞ぐ。
容姿だって性格だって似てるわけじゃねェのに......。
ふふ、十四郎さん
ああ、上品に口元を隠して笑う。
あいつらのクセだ。
本当の姉妹でもねェのに血の繋がったそこらの姉妹より仲良かったよな......
『......ん?何か言った?』
土方「い、いや。ご苦労だった」
『あまり無理しないでね』
微笑むと部屋から出ていった。
先程の言葉はどうやら耳に入ってなかったらしい。
いつからこんな女々しい野郎になったのか。
今日はどうやら涙腺が緩いらしい...........。
.
.
.
土方「ああ、助かるミツ......」
”ミツバ”
そう言いかけたのを私は知っている。
彼女がこの世を去ってまだ数ヶ月。
心はそう簡単に癒えるものじゃない。
高杉「松よ......すまねぇ」
『これっぽっちも似てないよ......そんな素敵な人間じゃない......』
月明かりに一筋の涙が照らされた。
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RIO - 更新待ってます!! (2022年4月14日 23時) (レス) @page22 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2021年5月20日 9時