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土方side

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縁側に腰を下ろし、ミツバが用意してくれたスイカを皆で食べた。
豪快に笑いながら食べる近藤さん。
静かに微かに微笑みながらスイカを小さな口で食べるA。

俺に一生懸命、スイカの種を吹き出す総悟とそれを叱るミツバ。
その様子を黙って眺めているとAが俺の顔を見てきた。



土方「なんスか...」
『十四郎はミツバが好きなんだね』
土方「バッ!!!!」


いきなりのことにデカい声を出してしまった。


近藤「どうしたトシ」
土方「あ、や、バッ、バカうめぇスイカッスね!」
ミツバ「美味しそうで良かったわ」


下手な誤魔化しにAは笑っていた。
他の3人が会話に夢中になってる間にAはまた口を開いた。


『告白しないの?』
土方「......しねェよ」
『ミツバも貴方の事______』



土方「怖いんだよ」



大切な人を失うのが。
俺のせいで危険な目にあうのが。
近々、江戸へ出る俺ら。

治安なんてこんな田舎に比べられないほど悪い。



『私もね、怖いから逃げた』



そういったAの顔は何とも言えない表情だった。
今思えば彼女の生い立ちや今までいた場所、何をしていたかなんて知らなかった。
そんな彼女を俺たちは受け入れていた。

なにかAには人を惹きつける魅力があるのでは...と思えた。


『皆さんに言わなきゃいけないの事があります!』



みんなに聞こえるようにAは声を上げた。
なにか決心したように______



『私、攘夷志士なんです......』

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RIO - 更新待ってます!! (2022年4月14日 23時) (レス) @page22 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...  
作成日時:2021年5月20日 9時

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