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You side
2歳になった娘の紫苑。
しぃちゃんはみんなから誕生日をお祝いされて、とっても嬉しそう。
優斗くんからは、タッチペンで音が鳴る絵本。
蒼弥くんからは、組み立てる滑り台とジャングルジムとブランコが一緒になったおもちゃ。
蒼弥くんのプレゼントに限っては、後で組み立てて、なんて龍斗くんとちゃっかり約束までした。
『 パパ嘘ついちゃダメだからね 』
何気なく言っただけなのに、龍斗くんは目をまん丸くして驚いていた。
龍斗「 分かってるよ、針千本も飲んだらパパ死んじゃうもんなぁ〜! 」
こんな冗談に本気で泣いちゃうしぃちゃんに、わたし達はあたふたとした。
ふと、横を見るとやばいと言うような顔をした龍斗くんと目が合った。
『 パパのばか 』
小声で囁いてクスリと笑うと、龍斗くんも笑った。
この時間が永遠に続けばいいのに_______
いろんなことがあったけれど、今が一番幸せ。
龍斗「 しぃ、泣かないで。冗談だからね 」
その言葉にやっと泣き止んだしぃちゃん。
『 よしっ、食べよっか!ほら、しぃちゃんの好きなハンバーグもいっぱい作ったよ? 』
紫苑「 ほんとだぁ!たべる!しぃ、ままのつくるハンバーグだいすき! 」
しぃちゃんはハンバーグを一口、口に運ぶと、美味しい!と目を輝かせた。
紫苑「 ゆとくんもそやくんもハンバーグたべてみて!ビックリするよ! 」
随分と持ち上げるしぃちゃんに思わず吹き出しそうになった。
優斗「 やばっ!まじ美味ぇ!Aちゃん天才! 」
蒼弥「 ……ほんとだ。美味い… 」
龍斗「 流石ママだな、ねっ、しぃ〜? 」
紫苑「 うん! 」
この幸せが永遠に続くといいなぁ、なんて。
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ハル(プロフ) - ずっとずっと続きが気になってたので読めて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月16日 22時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちまる(プロフ) - Mirukyさん» コメントありがとうございます!新作の方もこちらの作品も引き続き、よろしくお願いします! (2018年10月29日 0時) (レス) id: 410c5672ce (このIDを非表示/違反報告)
Miruky(プロフ) - 作品読まさせていただいてます!新作の方も見ようと思っています。忙しいとは思いますが、更新頑張ってください! (2018年10月27日 0時) (レス) id: 7712cdd349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷちまる | 作成日時:2018年10月16日 23時