beggarweed 2 ~君の魅力は異常だ~

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Soya side





警察からの事情聴取。


俺は連日、意味のわからないことを聞かれてばかりだ。




俺が脅迫状を送ったあの日、Aと作間は被害届を提出したらしい。


だがそれは、ある花と一緒に。




警察「 被害者はヌスビトハギという花と一緒にお前が送ったとかいう手紙を持って警察に来たんだ。お前がこの手紙を送ったんだったら、花もお前じゃないのか！ 」




「 花のことは知らない。俺じゃない。俺は手紙だけしか送ってない 」





警察「 じゃあ、事件が起きる前日まで、朝の8時までどこに居た 」





「 家です。会社に行く準備をしていました 」





事実を言っているだけなのに、警察は俺をその花も一緒に送っていた犯人だと勘違いして、渋い顔をしている。




しばらくの沈黙を横切ったのは、若手の警官が息を切らして取調室のドアを開けたからだ。





若手警官「 花の詳細が出ました！花言葉は、

" ストーカー "、" 略奪愛 " です！ 」





ストーカー、略奪愛。




なんて今の俺にぴったり当てはまってるんだろう。





Aを諦められず、優斗から得た情報を基に、リストラ後、彼女の会社に転職したのは、紛れもなく彼女とやり直せるチャンスがあるかも、と期待しながら行った。


言わば、ストーカーとなんら変わりない。




彼女に近づいたら、作間から奪えるかも、と阿呆な考えを生んだのも、" 略奪 " ではないか。





しかし、花を送ったのは俺じゃない。




誰だ、他に花を送ったのは。


誰が、花を彼女に＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





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