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Ryuto side
思ったよりずっと早く終わった休日出勤。
せっかく彼女とゆっくりできる日だと考えていたのに、今からじゃ出来そうにない。
でも折角の休日。久しぶりに彼女と気分転換に街にでも出てみようか。
そんなこんなで着いたアパート。
ドアを開けると座り込むAの姿が目に飛び込んだ。
「 A……? 」
彼女の名前を呼んだ時、俺見つめる1つの影を見つけた。
「 優斗、? 」
優斗「 ごめん、さくちゃ…「そんな事より、」…え、 」
「 A、もう大丈夫だからゆっくり呼吸してみよっか?ね? 」
優斗の言い訳より、目の前で愛しい彼女が苦しそうなのを放っておける訳が無い。
『 りゅ、うと、くん、、 』
「 うん、ただいま 」
『 お、かえり、なさい……… 』
「 少し休もっか?立てる? 」
『 大丈夫、、龍斗くん、紅茶、飲む? 』
「 いいよ、本当に。ちょっとだけ休んでおいで。ほら、 」
Aを抱きかかえて寝室に寝かすと、ごめんね、と謝って浅い眠りにへと入っていった。
静かに寝室の引き戸を閉めると、ぼうっと立ち尽くす優斗に声を掛けた。
「 座りなよ。何があったか、聞く権利、俺にあるでしょ? 」
冷蔵庫の麦茶をグラスに注いで優斗に渡した。
「 何の用があって、ここに来たの? 」
優斗「 猪狩と面会してきた。警察がこの部屋に送り続けてきてた花も猪狩の仕業じゃないのかって。でもあれは猪狩じゃなくて、、俺、なんだ 」
「 そ、優斗が。どんな意図で? 」
優斗「 俺、Aちゃんがずっと好きで、さくちゃんと付き合い始めた時からなんとなく気づいてた。" あぁ、さくちゃんって俺の気持ち知っててAちゃんと付き合い始めたんだな " って。だから、! 」
「 俺からAを奪おうと思って復讐を試みた、ってこと? 」
優斗「 うん、 」
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ハル(プロフ) - ずっとずっと続きが気になってたので読めて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月16日 22時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちまる(プロフ) - Mirukyさん» コメントありがとうございます!新作の方もこちらの作品も引き続き、よろしくお願いします! (2018年10月29日 0時) (レス) id: 410c5672ce (このIDを非表示/違反報告)
Miruky(プロフ) - 作品読まさせていただいてます!新作の方も見ようと思っています。忙しいとは思いますが、更新頑張ってください! (2018年10月27日 0時) (レス) id: 7712cdd349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷちまる | 作成日時:2018年10月16日 23時