あの、あなたに恋していいですか？① (ページ19)

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葵の相談ページ19

葵は、琉唯にキスされてから会うたびにキスのことを思い出して顔を赤らめていた。
だが、ある休みの日琉唯から初めての電話があった。

『うーんどうしよう…』

『この間からやけに男子に会うたびにあの時のことが頭の中に出てくるよ』

ケータイの着信音

『ん？琉唯だ！どうしたんだろう？』

琉「あ、葵！」

『何？』

琉「あのさ、この間のこと、とっさにあんなこと言ったけど」

琉「実は、恥ずかしかったんだ…」

『そうなんだ…私も…実は…ほかの男子に会うたびに頭の中に出てきて…』

琉「そうか…なんか…ごめんな…」

『いいよ、それを言うために電話したの？』

琉「そ、そんなことって…」

琉「実は葵にお願いがあるんだ」

『何？』

琉「葵とあいつが仲直りしてほしいんだ」

『何で？』

琉「いや・・・あいつ元気なくて…」

『そう・・・でもあれはあいつが招いたことなの。』

『私はあの時の態度とかが気に入らないの！だからそれ相応の責任を取ってもらわなきゃ、わたしはあいつと仲直りしないからたとえそれが琉唯の頼みだとしても』

『とらないのなら時期店主としていや一人のクラスメイトとして二度とうちの店に来ないようにさせる』

琉「葵・・・」

『だってそうでしょ？仮にも琉唯のこと目の前で傷つくこと言ったんだよ』

琉「でもそのことなら本人から謝ってもらったからな？だから許してやってほしいんだ」

『でも…』

琉「いいか葵、俺だっていきなり謝られたときは怒ったさでもなあいつが本当に謝る気があるならわざわざ俺に頼むことするか？もっと早くに自分から謝ると思うけどな」

『そ、それはその・・・』

琉「だろ？だからその、許してやってほしいんだ」

琉唯が葵に電話で説得していると葵の母から呼び出しがあった。

葵の母「葵ーちょっと手伝ってー！」

『わかったー』

『ごめん琉唯、お母さんに呼ばれちゃったから切るね』

琉「ああ。」

葵は琉唯との電話を終えて母の手伝いに行った。そして次の日葵と蓮は無事仲直りしたので琉唯はほっとしているが葵は少し不機嫌な様子だった。