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恋9 ページ9
…そんで冒頭に戻るって訳だ。
あれからなんとかしてお礼を言うべく、Aちゃんと話すきっかけを探し…探しに探し！！！
ぜんっぜん分からねのに洋服とかぬいぐるみとか人形の話をあたかも興味がありますって言ってしまった。
まぁ、そのおかげで山田くん呼びから二郎くん呼びにまで昇格した。褒めてくれ…
でもなぁ…！！！
一番のライバルでもある、あの染谷っ！！染谷ひなた！！！
マジでなんなんだよ！
2年のクラス替えでまさかのAちゃんと同じクラスになれて席も近くて願ったり叶ったりだったってーのに…
「ど、どうしたの？二郎くん…」
なんでお前が俺の席の隣になってんだよっ！？
「なんでもねぇよっ」
「……あんまり見られると照れちゃうな」
「はぁぁ？！なんでお前が照れてんだ！」
「ほれほれ、じろちゃん。前向こーねー」
こいつにはぜってーに負けらんねぇんだ！
俺が…俺がAちゃんの恋人になってやるんだからなっ！！！
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作者名：音夜 | 作成日時：2021年2月27日 1時
