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恋31 ページ33

「…もしもし?どうしたの、二郎くん」

「あわっ、その…ごめん。なんか寝れなくって…」

「寝れないの…?あ!なら今から寝落ち電話しよ!これならいつのまにか寝れるんじゃないかなぁ」

寝落ち電話…まさかAちゃんと寝落ち電話できる日が俺に来るなんてッッッッ!!!

「そう、だね!ありがとう…!」

「んーん!いーよ、私もなんかなかなか寝付けないな〜って思ってたし!」

悩み事のせいだろうか、心配だなぁ。

俺のわがままを聞いてくれたAちゃんに感謝しつつ、俺は布団の中に潜り込んだ。






「それでねぇ、今日お部屋のお片付けしてたらぁ…」

「うんうん♪」

んーーーっ、かんわいッッッッ!!!!!
え、何がって?
実を言うとこのAちゃんのお片付け話もう三回目なんだよなあ〜♪
寝ぼけてんのかぁ。あ"ーーー、癒し。

「Aちゃん、もしかしてもう眠い?」

「ううん!眠く、ないよぉ〜…」

「ほんとか〜?眠そーだよAちゃん、」

「そんなことないもーんだ…」

…え、もーんだ???
無理死ぬ、可愛い過ぎ。。。。

「……………すぅ、」

「Aちゃん?寝ちゃった?」

「すぅ…すぅ…、んん、……」

「…おやすみ、Aちゃん。明日もいっぱい話そうね」

なんか今ならいい夢見れそーな気がする。
俺は微かに聞こえるAちゃんの寝息とお別れすべく、そう伝え通話を終えた。

幸せな夜中。

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作者名:音夜 | 作成日時:2021年2月27日 1時

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