１８話 ページ20
凛月視点
『ふぁー』
やばい眠い←
俺から言い出したはいいけど、どうやって言い訳すればいい？
てか、何でA。お姉ちゃんの携帯持ってるわけ？←
なんかゴチャゴチャしてきた。
６時のせいか辺りはシーンとしていて、謎の寒気にゾッとする。
そして、３年Ａ組のプレートが眼に映った。
『まあ、兄者のクラスじゃないだけマシだよね』←
と言って、ガラッとドアを開けると、
誰もいない。
『…は？』
思わず声が漏れる。誰もいないなんて、想定外だ。
急いで帰ろうと思ったが、龍坂の机に一台のスマホが無防備に置かれていた。
それを簡単に掴むと、誰かが走ってくる音がした。
ま ず い
そう思って、隠れようとした。
しかし、
「はぁ、はぁ。って、あれ？何してるんだ？凛月ちん」
『…なずにゃん』
可愛らしい男の娘、蜂蜜色の綺麗な髪。
間違いなく、なずにゃんだった。なずにゃんが息を切らして立っていた。
『そっちこそ、何やってるの？』
「あー、泉ちんの机に多分部活の出席簿入ってると思って、凛月ちんは？」
『あー、なんかね。ここたまたま通った時さ。電気ついててさ。
誰かいるかなーって思って。開けたら誰もいなかったから、しばらく居座ってた』
「…そうか」
まあ、居座ってたって言うのは違うんだけどね←
「…なぁ。凛月ちん。お前はさ、蒼のこと信じてるか？」
『…な、何いきなり。そんなの、魅音側に決まってるじゃん。
なんで当たり前のこと聞くの？』
いきなりきかれたから、少し反応が遅れた。
危ない危ない。
「…俺は、蒼を信じてる」
『…は？』
「…龍坂側のお前に言っていいのかな…。まあ、言おう。
俺は、元々龍坂が嫌いだった。転校きたあの日、蒼が俺たちのクラスでよかった…
そう思ってる。でもな、蒼が龍坂をカッターで刺したって聞いた時さ。
びっくりしたよ。なんであいつが…ってね。」
うつむいて、悲しそうに語るなずにゃん。
なずにゃんが本当に味方なのか。どうだろう…。
「でもさ、もう遅い。今更謝っても信じてくれないし。
かと言って龍坂側は嫌だ。だから…」
「代わりに伝えといてくれ」 そう言ったなずにゃんは
クルッと俺に背を向けて、教室を出た。
その時、なぜか寒気がしたのはきっと気のせいだ。
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星月雫☆(プロフ) - メアさん» あ、すいません！直しておきます！ (2017年10月14日 16時) (
レス) id: 53def3560c (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 味方、敵紹介の所で、紅月が赤月←になってますよ！ (2017年10月12日 23時) (レス) id: 981f965c50 (このIDを非表示/違反報告)
星月雫☆(プロフ) - 指摘ありがとうございます！返信遅くなってしまい申し訳ありません！ (2017年9月21日 23時) (レス) id: 53def3560c (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪、キャラヘイトに繋がります。なので最初の味方を注意書きに書いておくか、パスワード保護をしてください (2017年6月4日 18時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星月雫☆ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月4日 13時
