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聞けば聞くほど、あの人のことを話してるっていう確信が持てて
やっぱり皆そう思ってるよなって
北「ライバル多そうだね?」
「ですね…」
北「可愛いもんね、気も利くし」
「やっぱ、北人さんもですか?」
北「ん〜?」
意味ありげに口角を上げて笑う北人さん
そりゃそうだよな
あんな人のこと、放っておくわけがない
北「まこっちゃんさ、連絡先とか交換したの?」
「いや、」
北「え?まだ??」
「はい。タイミングがなくて」
ううん。
タイミング云々じゃなくて、僕の勇気の問題だ
タクシーとか、それ以外にも、聞こうと思えば聞けたはずなのに
あの人に、すぐに連絡先を交換する軽い男だって思われたくない!とか、色々考えてしまってまだ聞けていない
北「ほんと、取られちゃうよ〜?」
僕のもの、なんかじゃないけど
他の人と上手くいったとしても、それを祝福してその2人を応援するなんて、僕には出来そうにない
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作者名:檸檬 | 作成日時:2022年7月17日 23時