氷花が201輪 ページ38
｢…その…誰も私に母のことを話してくれなくて…｣
｢…………｣
メレオレオナ様はよく母様に稽古をつけてもらっていたらしい。
母様との思い出も沢山…きっと私よりもあるのだろう……
羨ましい…なんて思うのはいけないことだろうか……
1番記憶に残ってる母は、笑ってたけど…笑ってたけれども………
＿＿赤ちゃん産んだら死んじゃうって…
＿＿ネブラ！！お前、なんてことを言うんだ…！
＿＿っ！！でも兄様……！！
＿＿かあさま、死んじゃやだぁ
＿＿何を心配してるのよ、私は死なないわ。ソリドもそんなに泣かないの…お兄ちゃんになるんだから……
＿＿ほんと…？かあさま、ずっといっしょにいてくれる？
＿＿えぇ、ホントよA。ずっとあなた達のそばにいるわ……
｢…姉様……？大丈夫ですか……？｣
『…っ！！』
やめて…その顔で私を見ないで……
そんな顔で見ないで………
｢貴様…顔色が悪いぞ。のぼせたんじゃないのか｣
｢姉様！！一旦、あがりましょう…ほんとに顔色が……｣
『…触らないでっ！！』
私の手を掴んだノエルの手を思いっきり振りほどいてしまった。
騒がしかった、男湯の方もシーンと静まり返った。
『…あ……ちがっ……そうじゃ…なく………て』
傷ついたようなノエルの顔。
驚いたようにこちらを見つめるメレオレオナ様。
『……ごめん…もう帰るわ』
｢…っ！！姉様！！｣
『………ごめん』
ろくに体も拭かず、濡れたまま衣服に袖を通し、無造作にローブをまとってその場を後にする。
髪から流れ落ちてくる水滴の他に、別のものが彼女の頬を濡らした。
『……母様…ごめんなさい………』
そして、彼女が向かったのは………
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弥生 - ……誕生日話やろうと思ってたのに、やるの忘れてましたぁあああ！！！ごめんなさい、今日書きます（） (2019年12月31日 8時) (
レス) id: 521fb30fd5 (このIDを非表示/違反報告)
フィリア - 今日12/30は、ノゼル兄様の誕生日なのでからみがあって嬉しかったです！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: b2215db5f2 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 感動しました(ToT)これからも頑張ってください！ (2019年12月30日 21時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - これからも頑張ってください(^○^) (2019年12月29日 12時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - 冬休み入ったんで、沢山かけると思います。応援ありがとうございます (2019年12月29日 11時) (レス) id: 521fb30fd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 | 作成日時：2019年12月12日 16時
