氷花が198輪 ページ35
｢2倍どころか、5倍くらいになったんだけど……これはこれで罪悪感生まれるな｣
先程、Aはヤミ団長に代わって賭け事をしたらズルでもしてるのか、と言うくらい大勝ちしたのだ。
『なぜあんなもので勝てないのな不思議なものです。あんなのただの確率じゃないですか？』
｢一般教養が全く違うことはよく分かった。つーか、ノゼルにバレたら半殺しどころじゃすまねーな……よし、このことは誰にも言うな｣
『確かにノゼル兄様に怒られそうですね』
｢金も5倍になったし、やっぱりオレがなんか奢るわ｣
あんなはした金を賭けて何が楽しいのだろうか……？←金銭感覚がかなりおかしい、だって王族だもの
『昼間から酒場とは……しかも未成年を連れて…』
｢いや、ここの飯は美味いぞ？王族のお前もびっくりするだろうな。
オバチャーン、いつもの頼むわー｣
｢あいよ……って今日は子連れかい？
……まさか、アンタ誘拐してきたのかい？今すぐ返してきな｣
『いや、誘拐じゃないんでご安心を』
｢そうかいそうかい…それならいいんだ。
ちょっと待ってな美味しいもん作ってやっから｣
席に座って店を眺める。
変な店だな。こんな賑やかな店は初めてだ。
｢あいよっ
いつもの酒と嬢ちゃんには旬のいちじくをふんだんに使ったタルトだよ｣
タルトか……なかなか良いではないか。
『昼間から酒なんて…』
｢黒の暴牛じゃいつものことだぜ？お前も食ったらどうだ｣
『え、ナイフはどこですか？』
｢はあっ？タルトにナイフいらねーだろ。フォーク1つで十分だろ｣
田舎じゃ、そーゆーものなのか……
味は……悪くは無いな
生地をサクサクにされているので、いちじくとの食感の対比が面白いし、何よりあっさりといける。
なかなか美味しいではないか…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
弥生 - ……誕生日話やろうと思ってたのに、やるの忘れてましたぁあああ！！！ごめんなさい、今日書きます（） (2019年12月31日 8時) (
レス) id: 521fb30fd5 (このIDを非表示/違反報告)
フィリア - 今日12/30は、ノゼル兄様の誕生日なのでからみがあって嬉しかったです！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: b2215db5f2 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 感動しました(ToT)これからも頑張ってください！ (2019年12月30日 21時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - これからも頑張ってください(^○^) (2019年12月29日 12時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - 冬休み入ったんで、沢山かけると思います。応援ありがとうございます (2019年12月29日 11時) (レス) id: 521fb30fd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：弥生 | 作成日時：2019年12月12日 16時
