幼い頃の王子様 (ページ8)

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私は彼に引き継ぎをし、業務を簡単に説明した
説明力の無さに少し不安を感じたが
中村さんは、なるほど、と理解してくれた

『だいたい私たちが行ってるのはこんな感じの仕事ですね

　PC業務ばかりですけど(笑)』

何か質問ありますか？と聞こうとしたら

中村「 ........ AAさん」

彼がボソッと呟いていた

『あ、はい！何かわかりづらかったですか？』

中村「あ、いえ、ありがとうございます。わかりやすかったです」

『なら良かったです！何かわからなかったらいつでも聞いてください！』

隣にいるんで(笑)と笑って言ってみた

はい。と中村さんは早速仕事をしようとしていた

なんか掴めない人だなあ、と気になりつつも
もう休憩に入る時間だった

佐々木「おーいみんな！中村くんも入ったことだしさ

　気晴らしにみんなで飲みにいこーぜ！」

佐々木さんはいつも職場を
和やかにしてくれる男性の先輩だ

いわゆるムードメーカー的存在

そんな彼がいうもんだからみんな乗り気になり
金曜の夜ということもあり、
私の部署のみんな(10人ほど)で
近くの居酒屋に飲みに行くことになった

私は正直お酒は強くはない
こういうとき必ず海斗に連絡して
迎えに来てもらう図々しい私

A海斗〜!今日飲み会になったんだけど、迎えにきてほしいなっ(^_^)

海斗はいよ、くれぐれも気をつけるんだぞ!

はあほんと、いつもありがたい

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佐々木「中村くんの入社を祝して！乾杯〜！」

「「「乾杯〜！！！！」」」

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