最強転生者の転生日常

洗礼の儀を行う？ ページ8

どうもアリスです。
5歳になりました。
今日、母様から大事な話があると言われたので、今母様のところに行きます。

「母様、大切なお話ってなに?」
上目遣いで聞いてみる。

「あのね、アリス。5歳になったら子供は皆洗礼の儀を行わなければいけないの。」

「洗礼の儀?」

「洗礼の儀はね。自分のステータスを見る為なの。ステータス次第では学園に入って勉強出来るのよ。」

「ふーん。じゃあアリスもやるの?」
怪しい。わざわざ言うなんて
絶対出来ないって言いそう。(期待)

「·········うん。最初は出来なかったんだけどね。お母さん頑張っちゃった！
洗礼の儀は1年の最後よ。頑張ってね！」

「え·······」
嘘···

「お母さんのせいでごめんね。」

「えっと、何で出来るようになったの?」

「·········あのね、お母さん、教会に押し掛けたの。汚いお母さんでごめんね。
でもアリスの為なの。アリスが持っているかも知れない才能を、お母さんのせいで潰したくなかった。······」

「···母様、私、大丈夫だよ。アリスの為にやってくれたんだよね。ありがとう、母様!」
すごいわー。親の力って偉大だ。
協会は私達のこと、人一倍毛嫌いしてたのに。
母様、一体どんな手を使ったの?

「でも母様、どうやって教会を説得させたの?」
気になるな〜教えて〜

「ふふっ、アリス。それはね、少〜しお話しただけよ。」
うわっ!怖い！母様の笑顔が怖い！

「アリスが大きくなったらあとで伝授するわ。うん、楽しみね。」
いや〜、勇気出して聞いたんだけどな〜。何か怖いな〜。
うん、こういうところ、似ちゃったんだろうな。


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