96 ページ46
.
聡「まじでありがとおおお」
「いーえ。笑
役に立てたみたいでよかった」
聡「数学の先生怖いからまじで助かった」
「とか言って、授業中寝てたくせに 笑」
聡「あ！あれは！仕方ない！！」
気付けば 1時間も電話していた。
勉強の話以外にも 聡の部活の話とか。
前までは 私と沙耶香ちゃんと聡でいることが多かったけど、最近は聡も男子と仲良くすることが多いから、3人で一緒にお弁当を食べる回数も減った。
まあ、席はまだ隣だから 普通に話すは話すんだけどね。
私のクラスの先生 全然席替えしないんだよね。
最初は 席替え強く希望してたけど、考えてみたら隣に聡 後ろに沙耶香ちゃんがいるとか、こんな神席一生ないと思うから、1年生終わるまでこのままでいい。
聡「あ、そういえば Aさ、」
「ん？」
聡「菊池先輩と付き合ったんでしょ？」
「え！？なんで知ってんの！？」
まさかの話に驚きが隠せない。
あれ、
聡に話したっけって。
聡「沙耶香から聞いた」
「沙耶香ちゃんは早いなぁ…笑」
聡「どう？いい感じ…？」
「どうって言われても…」
いいか 悪いかの2択で言ったら
悪い。かな……
なんかちょっと溝出来ちゃったし。
まあ、作ったのは私の方だけど…
聡「デートとかしたの！？」
「で、デート！？」
聡「え？だいたい付き合ったらするもんじゃないの？」
出た、またそれ…
付き合ったら なんかするやつ。
確かに デートはするのかもしれないけど…
そこまで踏み込めてないのも現状
「ねぇ、」
聡「ん？」
「男から見たら、彼女に呼び捨てされたい？タメ口で話したい？」
聡「なに、菊池先輩のこと？笑」
「…分からないの…
付き合うってどういうことなのか…」
聡「んーー……
まあ、付き合うって 友達とは違うじゃん？
ちょっと一歩踏み込んでる関係なわけだからさ、
そのときにしか出来ないことはした方が男は喜ぶかもね。」
「例えば……？」
聡「先輩後輩って関係なら やっぱり、呼び方とか？
呼び捨てじゃなくても、君付けとかさ！
あと一緒に帰ったり！
Aのペースで大丈夫だと思うよ。
菊池先輩 なんだかんだ言ってAには優しそうだし、合わせてくれるよ」
優しい、のかな……？
優しいときもあるけど、なんか怖いときもある…
ちゃんと話すべきなのかな。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SexyZone」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月25日 23時
