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「はぁぁぁぁ」
どうしたらいいの……
完全に今日 やらかした……
大好きだった風磨先輩と付き合えて 嬉しいはずなのに、付き合うってどんなものか分からなくて、迷惑かけまくってる私
挙げ句の果てには 付き合わなくていいから。なんて言われてしまった…
やっぱり 泣くとか重いよね、
自分が無知すぎて嫌になる……
お風呂上がり ベッドの上で一人考える。
なんか、気まずいなぁ…
「ん……？」
そばに置いてあったスマホが ぷるるる、と鳴り出した。
電話…？
こんな時間に LINEじゃなくて、わざわざ電話だなんて珍しい。
スマホを手に取り 画面を見ると 聡 の文字。
「なんだろう…」
聡から電話がかかってくることなんて初めてだから 何かあったのか、
少し不安になりながらも電話に出る。
聡「あ、！繋がった！
Aだよね？」
「もしもし、Aだよ 笑
てか、私しかいないよ。笑」
聡「だよね…笑」
「……珍しいね。聡から電話なんて。
なんかあった？」
聡「……あ、！ちょっと数学で分かんないところあってさぁ
教えてくれない！？」
「えぇ、私 そんな頭良くないよ？笑」
聡「沙耶香から聞いてるから！Aは頭良いって！」
「だとしたらそれ、誤情報だよ。笑」
ごたごた言いながらも 数学が分からないと嘆く聡に教えてあげた。
別に 私、特別頭がいいなんてことはない。
クラスで一番なわけでもないし、めちゃくちゃ得意な教科があるわけでもない。
普通ってやつですよ。
普通が一番。
何も尖りたくない。
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月25日 23時
