狐と兎（続編）

終わり…？ ページ34

私は目の前の敵に突進していった。

私の中にはただ目の前の敵を倒すしか頭になかった。

(理李亜)それじゃさっきと変わらないじゃない！

理李亜が二発銃弾を放つ。

次こそ完全に殺してあげるわ‼

(A)またさっきの攻撃！

…あれ？銃弾がスローモーションのようにゆっくりだ。

アハハ、さっきまでの恐怖が嘘のようだ。

─かわせる！

(理李亜)！そんなバカな！

銃弾をかわすことなんてそんな身体能力不可能なハズなのに…！

(A)これで終わりよ。

(理李亜)…終わり…？それはどうかしら？

(A)！

バァン─

(A)な、何？！

(理李亜)あらかじめ爆弾をセットしていたんでね。

(A)…！

煙で前が……！

(理李亜)Aはこちらの世界にくる。

(A)こちらの世界？

(理李亜)いずれ分かるよ。じゃあね♪

(A)待ちなさい！逃がすわけ…

理李亜の姿は跡形もなく消えていた。

(A)こちらの世界？

私が…そんなこと…。

─グラッ

ヤバイ、忘れてた。

私…ゲガしてたんだ。

(神威)A！

(A)…団長…。

私の意識はそこで途切れた。

夢と現実→←前にも…

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