何にも動じず全てを愛す【文スト】【フェアリーテイル】

二十一話【中也side】 ページ25

さっきから、俺達の攻撃がかすりもしねぇ…









しかも、雨が降ってっから足場が最悪だ









中也「…ったく、うっとおしい雨だぜ…。」









そう呟くと女の魔力が一気にあがる









そして、殺気も









ジュビア「…ふふっ、あなた達も同じなのね…。…許さない…。許さないぃぃぃ！！！！！！」









女が水で攻撃してくる









その水は熱湯だった









ちっ、また厄介なもんを…









『ジュビア！！やめなさい！！第一、魔法はこんなことに使うものではありませんわ！』









ジュビア「ジュビアはこんな魔法いらない！！」









エリス「魔法なんて素敵じゃない！」









樋口「…そうですよ！私はそんなもの持ってないからみんなの足を引っ張るばかりなのに！！」









ジュビア「…素敵…？あなた達にジュビアの何がわかるの？ジュビアは小さい頃からこの魔法の性でひとりだった…。どんなに照る照る坊主を作っても、雨がやむことはなかった。


恋人ができてもこの魔法の性でデートの日はいつも雨…。そして、いつも振られる…。」









『ジュビア…。』









ジュビア「でも、“ファントムロード”はこんな私を受け入れてくれた！！

ジュビアはエレメント４、ファントムの魔導師！！！！」









女は空高くあがる









避けようとしたが足に水が絡みついていて動けねぇ…！！









ジュビア「死ねぇぇぇぇぇぇ！！！！！！」









その叫びとともに倉庫いっぱいに水がたまる









悔しいことに、俺達は流されないようにすることしかできねぇ…









己の無力さを後悔していると









『コスト４＿海洋神オーケノアス＿』









その声と共に朔夜の周りにどこか神々しさを持った女が現れた

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