意外と警備がガバガバだ……。 ページ7
「どういうことですの？空を飛んで逃げるとか？」
「いや日中にそんなことしたら目立つよ。」
「じゃあどうすればいいのですの？」
「廊下がダメなら、建物のヘリを伝って階段の近くの窓まで行けば良いだけさ。」
あ、やっぱりヘリあった。
上見上げた時に何かあるなって思ってたんだよね。
でも2階で良かった。
「た、建物のヘリ!?」
「安心しろ。足場がある事は確認済みだ。
隣りの建物との隙間だから、外からも見つけにくいぞ。」
「いやそうじゃなくて、この足でそんな綱渡りみたいなマネ出来ませんわよ!?」
「最悪落ちても2階だ。死にはしないだろ。」
「いや、一般人を私達と同じ感覚で見ちゃダメだよ。それに大丈夫だよ、ノエル。命綱はあるから。」
私の言葉にハテナを浮かべるノエルを連れて、カロンに着いていく。案内されたのはランドリールームの窓。
「丁度いい窓じゃないか、ここから出よう。」
「ほ、本当にヘリを伝って外から…？」
「まあ、それしか方法が無いんだから仕方ない。」
「大した距離じゃない、我慢しろ。
下を見なければ案外大した事無いかもしれんぞ。」
さて、使って見よう。
目を瞑り、手を握ってカロンの鎖をイメージする。
「復讐の鎖。」
目を開けば手には鎖が握られていた。
「やったね、成功。」
「これは…カロンの鎖ですの!?」
「威力は劣るけど正真正銘カロンの鎖だよ。
さ、捕まって。」
「敵に回したくないな。」
そんなことを言いながら窓枠を乗り越え外に出る。
「わたくし、なんでこんなことをしてるのかしら。」
「ごめんね、ここ狭いから背中に乗せられないんだよ。」
「謝らないで下さいまし。Aのせいではありませんわ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
