包囲を掻い潜れ！ ページ6
部屋から出ると警備員2人に挟まれた。
「来たぞ！」
「あんな少女が本当に…!?
銃はよせ、悪魔とマントの方を組み伏せるんだ！」
「やるしかないようだな。」
そう言うとカロンは鎖を出して警備員を瞬殺する。
そういえば、カロンの鎖もコピーできるのかな？
鎖の悪魔の実もあるけど体と繋がってるから不便なんだよね。
そこまで出来たら本当のチートか。
試してみるだけ試してみよ。
まあ、1番のチートはあいつだと思うけど。
「さすが悪魔だね。」
「雑談はいい。さっさと上に行くぞ。」
「ここは１階。屋上に出るにはあと3フロア上がらなければなりませんわ。」
「Aはノエルと一緒にいろ。私が登る場所を探す。」
「了解。」
少しするとカロンが戻って来た。
「右も左も警備が敷かれている。そこの階段を使うしか無いようだ。」
「わかった。何か罠に掛かってる感じもするけど仕方ないよね。」
「くれぐれも慎重に行くぞ。」
「分かってる。」
「もちろんですわ。」
私達は警戒しながら階段を登った。
結果から言うと階段の先には誰もいなかった。
結構、警備ガバガバじゃね？
こんなんで治安維持してるの？
「ここは2階ですわね。エレベーターや階段が使えないかチェックしましょう！」
「さっさと同じでAはノエルの傍にいろ。」
「行ってらっしゃい。」
そういえば眠いな。
1晩中鬼ごっこしてたし当たり前か。
警戒したままで少し寝よ。
壁に寄りかかって目を閉じる。
これだけでも疲れは取れるので正直人狼に産まれてきて良かったと思う。
少しするとカロンの気配が近付いてきたので目を開ける。
「どうだった？」
「なんだ、起きてたのか。」
「寝てたけど？もちろん警戒しながらね。」
堂々と寝てた宣言をする私にカロンは呆れてため息を吐く。実力はあるので悪態をつけないからだろう。
「それでカロン、どうでしたの？」
「廊下は完全に包囲されていた。」
「せっかくここまで来ましたのに、終わりなんですの…？」
「弱気になってる場合か、逃げる事に集中しろ。
これまでのお前なら、この程度で弱音は吐かなかった筈だ。」
たしかに。拳銃向けられても怯える様子は無かったし、友達を助ける為に廃製鉄所に乗り込むし。
「ご、ごめんなさい…。」
「謝らないでよ。それに廊下が使えないなら廊下を使わなければいいじゃん。」
「どういうことですの？」
「適当にそこら辺の窓から外に出る。」
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
