戦い ページ33
「自分からそんな小さな世界に閉じこもってどうする。それじゃあ、本当に大事なことまで削ぎ落しているんじゃないか？お前がボマーを連れ戻すために戦うべきだったのはボマー本人だけじゃない…悪魔の影をちらつかせ、ボマーを利用していた…。」
「うるせぇ…!!他人なんか知ったことか…!!だったら証明して見せろ、悪魔ども！
貴様ら復讐者の信念が全てを捨てて、弟を取り戻そうとした俺の正義を超えることを!!」
紅い魔法陣が浮かび上がり冷静さを欠くリッパ―。
その姿は獲物を見つけた獣のようだ。
「私が行く。ただ、そっちを気に掛ける余裕があるかわかんないからカロンは油断しないで。」
「わかった。」
「A、気を付けてくださいまし。」
スゥ――。
息を深く吸い刀を構える。まずは、様子見かな。
こちらが攻撃しないのを確認するとリッパ―は紫色の斬撃を飛ばしてきた。
･･･緩急がついてる。放った後でも操作可能って事かな?
向かってくる斬撃をすべて刀で弾く。
重い。刃こぼれはしなかったけど受け流すのに失敗したら確実に折れる。
遠距離攻撃もできるなら、ここにいても意味がない。
隙をついて向こうに飛び乗ろう。そうすればノエルたちの方にも被害が行きにくくなる。
心の中で決めると走り出した。
･･･斬撃!しかも範囲が広い。剃刀で回避しつつリッパ―のいるコンテナに飛び移る。
キーン
反応が早い。後ろを取ったと思った瞬間サーベルが振り下ろされる。
「ほう…!」
隙が無い。刀を交わせば相手の力量は大体わかる。
明らかに一般兵とは格が違う。
戦いに対する高揚感が私を襲う。
自分の本能を抑えつつ斬撃を繰り出す。
「あまり調子に乗るなよ、テロリスト風情が…!」
「そっちもね。」
ガタン
電車の揺れでバランスを崩す。
チャンスと言わんばかりに広範囲攻撃が来る。
刀で弾くが左肩から胸まで切り裂かれる。
調子乗ってたつもりはないんだけど。
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
