デスヨネー ページ29
「…!列車が通りますわ！」
「ずいぶんちょうどいいタイミングだな。だが好都合だ。」
「心の準備は出来てる？」
飛び乗る準備、そして敵と対峙する覚悟。
杞憂ならいいけど。
「ええ。…一応言っておきますけど列車に飛び乗るときは気を付けて下さいまし！」
カロン信頼されてないな。
「あれくらい、私にとっては大したことない。」
「そりゃ、悪魔にとっては問題ないでしょうよ。
ノエルは普通の人間なんだから壊れ物よろしく丁寧に扱ってよ。」
「まったくAまで…。安心しろちゃんとやってやるさ。」
ファーン
そんなことを話していると汽笛が鳴り響く。
「…来るぞ！」
カロンの掛け声とともに地面を蹴る。
あ、行き過ぎた。空中で1回転して衝撃を和らげる。
「…上手くいったな。」
「…あら、この列車、貨物列車なんですのね。珍しいですわ。
まだ電車の本数の少ない早朝だからかしら…？」
貨物列車の割には人の気配多くない？
見聞色でざっくり確認したけど30人くらい乗ってるよ。
「電車の種類など何でもいい。あとは市街地に近付いたら、適当なところで降りるだけだ。」
こいつは私が言ったことをもう忘れたのか？
もしそうだとしたらカラスじゃなくて鶏だな。
「少し見回ってくる。カロンはノエルと一緒にいて。」
そう言って立ち上がった瞬間
「…ノエル・チェルクエッティ、A・D・サークシア及び大悪魔カロン、捕捉。
予定通り、これから制圧に入る。」
デスヨネー。なんかもう想像通り過ぎて何も感じなくなってきた。
「くそっ、Aの言う通りだったか…。」
「ちょっと待ってそれ忠告まともに聞いてなかったってこと？」
「…あまり警察をなめてもらっちゃ困る。
貴様らが長距離を列車で移動する可能性は考慮していた。目の前で見たからな。
だから鉄道を封鎖し、こうしてエサを撒いた。」
「それで私達はまんまと引っかかった哀れなネズミって事？
残念だったね。あえて引っかかったんだよ。リッパ―、貴方を叩くために。」
もうこうなったらとことん相手を挑発してやる。
予定より早く排除できるって事で。
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
