とりあえず移動するか ページ19
「さて、そろそろ移動しない?いつまでもここにいるわけにはいかないし。」
「確かにそうだな。」
「でも、移動するにしてもどこに行きますの？」
「当てはないが…私達が電車で逃げたことはリッパ―にも解ってる。
ならば少なくとも、このトンネルは出た方がいいな。地下から出て、線路から離れたい。」
「そうだね、安全な場所で少し疲れも取りたいし。」
流石に再生はノーリスクじゃない。
けがの程度に合わせた体力を消耗するのだ。
今回は3時間睡眠くらいかな。
「…そうですわね。」
地下道から出るために通路を進もうとすると奥の扉が開いた。
恐らくリッパ―の放った追手だろう。
急いで近くのコンテナの陰にノエルとカロンが隠れ、私はスケスケの能力で透明人間になる。
扉からは2人の警察。
「本当にこんなところにいるのか…?」
「電車に掴まって逃げたって話だ。線路沿いに潜伏しているかもしれない。」
「報告にあった路線だけでも何駅あると思ってんだ…。おまけに地下鉄だぞ…。」
地下鉄って潜伏しやすいんだよ。
空気の入れ替えがあまりないから臭いと地下道特有の空気に耐えなきゃいけないけど。
まあ、下水道よりかは何倍もましだ。
「隊長も市長も、人使い荒いよなぁ…。
でも成果出せば上に気に入られるかもだぜ？
隊長だっていくら仕事ができるつったって結局は管理官に気に入られてるだけだろ？」
人使い荒いって…もうちょっと部下を大事にしてやりなよ。
「あの年で隊長だからな…。おまけにあの頭にピアス…ギャングかよってな。」
リッパ―は隊長か。普通の剣術も筋はよかった。
それに能力も組み合わさってそれなりの実力って感じかな。
「それを言い出したらお前、管理官の方がよっぽど見た目も中身もヤバいだろ…。
何でいい年したオネエが管理官やってんだ…。」
えっと…イワちゃんみたいな感じかな？あっちはおかまだけど。
あの人も革命軍の中じゃそこそこの地位にいるし。
まあ、ちょっと前までインペルダウンでフィーバーしてたけど。
あの人はどこに行っても適応できると勝手に思ってる。
「…流石ですわね。狙いが正確ですわ…。」
「移動して正解だったな。危うく線路で鉢合わせになるところだった。
出口を封鎖される前にここを出よう。」
「そうだね。」
能力を解除して賛同する。
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
